2020 Fiscal Year Research-status Report
照葉樹林帯の生活科学-ミャンマー山岳地域チン州における資源利用特性と植生の関係-
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19K02349
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
朝比奈 はるか 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 救急部, 助教 (30599197)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 美貴代 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 特任准教授 (80771188)
藤野 毅 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (70282431)
藤川 和美 公益財団法人高知県牧野記念財団, その他部局等, 研究員 (60373536)
都甲 由紀子 大分大学, 教育学部, 准教授 (40586195)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 生活様式 / 照葉樹林文化 / 植生 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はCovid-19の影響を受けて海外調査に行けなかったため、雨季の植生に関する現地での情報を集めることは叶わなかった。一方、2019年の現地調査により収集した乾季の植生データについて、日本国内保管のチン州北部の標本を参考に写真同定を行い、解析を行った。これにより写真同定の制限下ではあるものの、調査範囲の植生を把握しつつある。加えて食品や調理法を中心とする生活様式に関する2019年のインタビューを含めたデータを纏め、照葉樹林文化との関係を見出すために資料の検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
Covid-19による影響で、予定していた海外での現地調査ができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
諸般の状況を鑑み、ミャンマーでの調査は一時停止とする。そこで植生については、2019年写真データについて引き続き日本国内にあるミャンマー植物標本との照合を行い、さらに分類の専門家との連携で同定を進める。これ加え、現地の植生データ収集に代わる手段として、旧宗主国である英国に保存されている1960年代のチン州の標本を、covid-19の流行が落ち着き次第包括的に精査する。また染織に関する調査についても、ミャンマー以外でアプローチできる博物館や資料館、文献などでの調査を優先させる。
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Causes of Carryover |
2020年はcovid-19の影響で、海外での調査が行えなかったため残金が生じた。ミャンマー現地の状況を鑑み、今後はまずミャンマーでの調査は一旦中止とする。それにより不足する植生情報を補うために、旧宗主国である英国の標本館に蓄積・保管されてきた標本調査を行い、不足した部分を補う。 染織についても現地調査の代わりに、ミャンマー以外からアプローチできる博物館や資料館、文献などでの調査に切り替えて、ミャンマーを取り巻く東・東南アジア等との関係に着目した調査を行う。
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