2021 Fiscal Year Research-status Report
「第二の自然」から照射する人間の自然性と社会性:「脳・心・教育」プログラムの精査
Project/Area Number |
19K02421
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
三澤 紘一郎 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (20636170)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 福太郎 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (80634047)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 概念 / 直感 / 知覚 / 実践知 / 理性 / 環境 / 環境教育 / 没入 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、明晰な言語化を伴うわけではない直感および知覚の概念性の検討を中心に、人間の自然性と社会性についての研究を進めた。 本年度は、以下の論文を上梓した。Misawa, K. (2021) ‘The Pervasiveness of the Rational-Conceptual: An Educational-Philosophical Perspective on Nature, World and “Sustainable Development”.’ Ethics and Education, 16(3), pp. 289-306. また、次の依頼論文が2022年中に刊行予定である。Misawa, K. (forthcoming) Rationality Environmentalised (with and beyond Michael Bonnett). Environmental Education Research, 28, issue number and page numbers undecided.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2021年9月~2022年度3月にかけてカナダ・クイーンズ大学(Queen’s University)での在外研究を予定していたが、COVID-19の影響により渡航を中止した。そのため、一部の研究計画を修正する必要が生じ、当該プロジェクト全体の研究期間の終了を2022年3月から2023年3月へと変更した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2022年度は、本プロジェクトの最終年度となるため、前年度までの積み上げを踏まえて、(1)「第二の自然」についての哲学的探究の可能性の精査、(2)知覚および行為の概念性に関わる研究と実践理性と徳に関する研究を接続することの二つに重点的に取り組む。その過程で、学会発表、各種研究会における発表を行いながら、論文執筆を遂行する。
|
Causes of Carryover |
2021年9月~2022年度3月にかけてカナダ・クイーンズ大学(Queen’s University)での在外研究を予定していたが、COVID-19の影響により渡航を中止したため。
|
Research Products
(3 results)