2021 Fiscal Year Research-status Report
Potential and challenges of health promotion activities in ECD in least developed countries - a study based on the human security theory
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19K02582
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
三宅 公洋 信州大学, 教育学部, 研究員 (70794858)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
城川 美佳 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (10177785)
杉田 映理 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (20511322)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
友川 礼 松山東雲短期大学, その他部局等, 講師 (50796034)
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 就学前 / 健康増進 / コロナ禍 / 保育所 / 保育士 / ECD / 人間の安全保障 / 開発途上国 |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目(令和3年)は、1年目に収集した調査データや文献などを引き続き分析し、論文化するための整理をしているところである。また、2年目に、日本で収集した調査データを基に執筆したレビュー論文を研究対象国の共同研究者に送付し、既に採択された日本の事例研究を基に、各国の情報を集約してもらうように依頼しているところである。また、海外でのフィールド調査が実施できなかった代替の措置として、日本国内の保育施設(約200か所)及び保育士(約1200人)を対象として実施した調査のデータをまとめ、国内の学術学会で、「コロナ禍における保育施設における健康関連活動の取り組み状況と「健康」保育者効力感との関連」、「コロナ禍における保育士のワークエンゲージメントの実態とそれに関わる要因の検討」、「保育施設における保育者効力感の実態と関連する要因」、「保育施設における新型コロナウイルス感染症対策の実態と課題」について報告した。現在、一連の学会報告の成果をとりまとめて、論文化する作業を進めている。さらに、2022年度も2つの学会で、計5つの研究報告を行う予定で準備を進めている。また、国内の幼稚園で、幼児の手洗い習慣及び手洗いの能力に関連する要因を検討する研究を行い、国内の学術学会で2つの研究報告を行った。さらに、学術論文として報告した。現在、手洗い習慣と能力の改善のための介入研究の成果を国際誌に投稿する準備をすすている。また、日本国内の乳児院でもコロナ禍の健康関連活動や愛着形成に関する活動の現状と課題を調査し、その成果を学術論文として報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、当初予定の研究活動を実施することはできていないが、代替措置として実施した国内の研究で成果が得られているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、これまで実施した調査のデータを整理し、論文化していく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の蔓延の影響で、海外での調査が実施できなくなったため、次年度使用額が生じた。2022年度は、代替策として実施した日本での調査のさらなる分析、成果の投稿及び掲載などに使用を予定している。また、感染状況に応じて、海外での調査の再開も検討していく予定である。
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Research Products
(10 results)