2020 Fiscal Year Research-status Report
不登校と発達障害に関する実態把握と支援プログラムの開発
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19K02905
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
小林 正幸 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (70272622)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 創一 東京学芸大学, 特別支援教育・教育臨床サポートセンター, 教授 (10292997)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 不登校 / 発達障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,全国にある教育支援センター(適応指導教室)やフリースクール,NPO法人等による支援機関(以下,不登校支援機関と総じて称する)を利用する発達障害が背景にある不登校児童生徒のニーズや状態を細かく調査・分析し,発達障害と不登校の関係性や問題メカニズムについて検討し,その上で類型化を行い,その支援ニーズタイプ別の活動支援プログラムを作成することである。具体的には,①全国の不登校支援機関(約1,300か所)で実践されている発達障害のある不登校児童生徒への集団活動プログラムをアンケート調査により集約し,整理・検討し,②対象とされている児童生徒の特性や支援ニーズごとに類型化した支援プログラムを作成し,③研究協力してくれる不登校支援機関(3カ所)で適用して検証する。また,その研究成果として,『発達障害のある不登校児童生徒の小集団活動支援プログラム集』を冊子としてまとめ,全国に配布し,同時にホームページで公開する。 本年度は,”③支援プログラムの適用”を実施した。アンケート調査結果から,支援事例を通して発達障害と不登校の関係性,ニーズや課題を整理し,問題メカニズムについて検討した。また,発達障害を背景とする不登校事例への集団活動プログラムの実践例を収集し整理し,それらの類型化と優れた実践の抽出,支援機関で活用可能なプログラム(『集団活動プログラム(発達障害のある不登校児用)』)を作成した。それを,協力を得た支援機関に対してモデル適用し,効果や課題について職員を対象としたインタビュー調査を通して検証した。また,その結果をふまえプログラム実施のためのマニュアルを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ予定通りである。計画していたスケジュールに沿って研究を継続する見通しである。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度では,研究成果として,『発達障害のある不登校児童生徒の小集団活動支援プログラム集』を冊子としてまとめ,全国に配布し,同時にホームページで公開する。
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Causes of Carryover |
(理由)本年度,新型コロナウイルスの影響で,当初予定していた学会発表等が実施できなかったため,その旅費費用のための経費が一部残された。 (使用計画)次年度,支援プログラム集の刊行や,ホームページ公開準備のための謝金として使用する予定である。
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Research Products
(2 results)