• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

慢性痛に対するマインドフルネストレーニングの有効性検証

Research Project

Project/Area Number 19K03362
Research InstitutionKyushu Lutheran College

Principal Investigator

有村 達之  九州ルーテル学院大学, 人文学部, 教授 (80264000)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田代 雅文  熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (60264305)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords慢性痛 / 認知行動療法 / マインドフルネス / 介入研究 / 臨床研究
Outline of Annual Research Achievements

本研究はわが国の慢性痛患者に対するマインドフルネストレーニングの介入効果についてランダム化比較試験によるエビデンスを得るのが目的である。麻酔科ペインクリニックの通常診療にマインドフルネストレーニングを上乗せして実施することが、通常診療と比較して、痛みによる生活障害等を改善するかどうかを検証する予定である。
今年度はコロナウイルス感染症の流行により、研究の遂行をいったん中止せざるを得なかった。主任研究者が従来診療を行っており本研究課題の実施を想定していた熊本大学病院でも、感染予防のために職員の外勤自粛等、人の移動を制限する対策をとっていた。主任研究者は感染防止対策として今年度前半は熊本大学病院外来での診療活動を一時期縮小せざるをえなくなった。
さらに、本研究課題の実施を開始すると、他病院から研究課題を実施する熊本大学病院等に外部の医療機関から患者紹介を行うことになり、それはコロナウイルス感染症の感染リスクを増加させる可能性があった。
また、本研究課題はコロナウイルス感染症の世界的流行という事態を想定して計画されたものではなく、あくまでも平常時の医療環境を前提として慢性痛へのマインドフルネストレーニングの効果を検証するのが目的であった。こうした環境下で得られた知見は、平常時の医療環境で得られるはずの知見とどれだけ一致するのかが未知数であったため、いったん臨床研究を中止して、コロナウイルス感染症のコントロール見通しがついて、通常の診療体制が回復してから研究を再開することが、本来の目的に沿った研究を実施できると考えられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナウイルス感染症対策のため、研究者の研究実施場所への移動制限、研究参加患者の研究実施施設への紹介中止などが必要と考えられたため、研究遂行をいったん中止した。また、仮に研究が実施できたとしても、コロナウイルス感染症の世界的流行下で得られた知見が、平常時の医療環境にどれだけ一般化できるかも不明であった。そのため、コロナウイルス感染症の影響が軽減してから研究再開することにしたため、本年度は研究遂行を一時的に中止している。

Strategy for Future Research Activity

コロナウイルス感染症による研究実施機関での診療活動への影響が軽減した後、研究を再開する予定である。その間、所属研究機関での倫理委員会での審査等に関する準備は行う予定である。

Causes of Carryover

コロナウイルス感染症対策として、臨床研究の一時停止を行ったため、介入研究で使用予定の割り付けシステム使用料に想定していた予算を使用していない。また、学会出張旅費を使用して参加予定の学会がオンライン開催され、出張旅費を使用しなかったため。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 公募シンポジウム 痛みに向き合う心理療法2020

    • Author(s)
      石川 遥至、 越川 房子、 有村 達之、 安達 友紀、 天野 玉記、城 由起子、宮田 裕光、市井 雅哉
    • Organizer
      日本心理学会第84回大会
    • Invited

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi