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2023 Fiscal Year Annual Research Report

ケトン食が抗腫瘍免疫能を賦活化し、腫瘍の成長・予後を改善するメカニズム

Research Project

Project/Area Number 19K05917
Research InstitutionTokoha University

Principal Investigator

中田 隆博  常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (40273932)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高山 英次  朝日大学, 歯学部, 准教授 (70533446)
横尾 宏毅  常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (30332894)
杉山 千歳  常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (00326125)
森下 紗帆  常葉大学, 健康プロデュース学部, 助教 (30614010)
佐藤 泰司  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生化学, 教授 (10505267)
内田 千晴  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 准教授 (60223567)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2024-03-31
Keywordsケトン食 / メトフォルミン
Outline of Annual Research Achievements

昨年度までに確立したガン転移モデルマウスを用いて,ケトン食による延命効果を検証した.ケトン食の投与の有無によって延命効果が見られる場合とみられない場合があり,結果が安定しなかった.この状況は何度繰り返しても起こることから,食事以外の何かの条件が結果に影響を与えていると想像された.したがって,別の切り口で研究を進める必要があると考えた.
我々はケトン食と併用できること,かつ,ケトン食と相乗効果を発揮する可能性のある実験条件の探索を初めた.具体的には,癌に一定の抑制効果があると報告のある薬剤等の検索を行った.以前より,Ⅱ型糖尿病の治療薬であるメトフォルミンに,癌に対する抑制効果があるという報告がいくつかなされている(Hongnian Wu et al., Oncol Lett., Jul; 24(1): 204, 2022).残念ながら,メトフォルミン単独では,ガン転移モデルマウスに対する延命効果は認められなかった.しかし,メトフォルミンを投与したマウスには体重の増加を抑制する効果が見られた.従来,担癌マウスには時間の経過とともに腹水が溜まり,溜まった腹水によってQOLが下がっているという観察結果が見られた.メトフォルミンは,この腹水によるQOLの低下を抑制する可能性が示唆された.
研究期間終了後にはなるが,メトフォルミンとケトン食との併用によって,延命効果に関して相乗効果が発揮され,何らかの表現型が観察されることを期待している.

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Published: 2024-12-25  

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