2023 Fiscal Year Annual Research Report
Investigation of reduced expression and activity of an amyloid-degrading enzyme in Down syndrome
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19K07070
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Research Institution | Yokohama College of Pharmacy |
Principal Investigator |
浅井 将 横浜薬科大学, 薬学部, 講師 (90383223)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アルツハイマー病 / ダウン症 / 21番染色体 / ネプリライシン / DYRK1A / 阻害剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
アルツハイマー病(Alzheimer's disease, AD)の一次原因物質であるアミロイドβペプチド(amyloid-β peptide, Aβ)は前駆体APP(amyloid precursor protein)からβおよびγセクレターゼによって産生される。産生されたAβは主にネプリライシン(neprilysin, NEP)によって分解され、健常者脳ではAβ量が産生と分解の均衡の割合が保たれている。ADに対する根本的治療薬としてセクレターゼ阻害剤の治験が次々と中止となっていくことから、新たな標的に対する治療薬の開発が望まれている。そこで、ダウン症者脳では早期からAD病理が観察されることから、ダウン症者でトリソミーになっている21番染色体に存在するキナーゼDYRK1A(dual-specificity tyrosine-(Y)-phosphorylation-regulated kinase 1A)に着目し、Aβの分解系への影響を検討した。 まず、健常者とダウン症者由来の線維芽細胞を用いてNEP活性を測定したところ、ダウン症者由来の細胞で有意に低下していた。次に、市販のDYRK1A阻害剤でダウン症者の細胞を処理すると、NEP活性が増加した。これらのことから、低下しているNEPの活性は過剰なDYRK1Aの阻害で回復することが示唆された。さらに、NEPの発現を検討していると、ダウン症者由来の細胞では有意に低下していた。このことは、DYRK1Aまたは21番染色体に存在するその他の遺伝子の影響であり、今後の検討課題である。また、DYRK1Aを阻害する化合物の創製を試みた結果、実験で汎用されている化合物よりもDYRK1Aに対して親和性が高い化合物をin silicoで見出し、合成まで行った。これらの化合物は、DYRK1Aの阻害によりADの有用な治療薬になり得ると考えられる。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Characterization of the human IDH1 gene promoter2023
Author(s)
Takihara Y, Otani R, Ishii T, Takaoka S, Nakano Y, Inoue K, Larsen S, Ogino Y, Asai M, Tanuma SI, Uchiumi F.
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Journal Title
AIMS Mol Sci
Volume: 10
Pages: 186-204
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Long term administration of loquat leaves and their major component, ursolic acid, attenuated endogenous amyloid-β burden and memory impairment2023
Author(s)
Iwasa K, Yagishita S, Yagishita-Kyo N, Yamagishi A, Yamamoto S, Yamashina K, Haruta C, Asai M, Maruyama K, Shimizu K, Yoshikawa K
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Journal Title
Sci Rep
Volume: 13
Pages: 16770
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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