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2023 Fiscal Year Research-status Report

卵巣癌エクソソーム内在miR574-3Pを用いた腹膜播種の抑制

Research Project

Project/Area Number 19K07748
Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

堀江 香代  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (30626825)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邉 純  弘前大学, 保健学研究科, 教授 (10201188) [Withdrawn]
下田 浩  弘前大学, 医学研究科, 教授 (20274748)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywordsエクソソーム / miRNA / 卵巣明細胞癌
Outline of Annual Research Achievements

研究課題名のmiR-574-3Pは腹水中での発現量が微量なため再現性に乏しく、有意な結果が得られなかった。さらに高感度DropletDigital PCR (ddPCR)を用いた条件検討でもmiR-574-3Pは十分に検出されず、条件決定に至らなかった。さらに、臨床材料は個人差や採取した時の状態などサンプルの条件がバラバラであることから微量なmiR-574-3Pの検出は困難であることが予想された。以上の結果を鑑み、新たな候補因子を解析する方向に方針を変更した。卵巣明細胞癌 Clear cell carcinoma of the ovary (CCCO)細胞株2種で高発現を示し、他の組織型では発現を示さなかったmiRNA3種 miR-21-5p、miR-30d-5p、 miR-29a-3pを卵巣明細胞癌のマーカーとして絞りこんだ。2023年度は腹水サンプルから上記3種のmiRNA検出するための条件検討を行ったが臨床サンプルは再現性が乏しく、また使用量も限られているため詳細な条件が決定できなかった。このため卵巣癌細胞培養細胞上清を用いることに変更し、現在条件検討中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

前年度の「卵巣明細胞癌のマーカーとして絞りこんだ候補 候補miRNAについて、患者腹水や血漿サンプルを用いてRealtime PCRやDropletDigital PCR(ddPCR)を用いたmiRNA発現の定量化を行う。」はやや遅れている。その理由として、腹水サンプルを用いてRealtime PCRでの条件検討を行ったが臨床サンプルは再現性が乏しく、また使用量が限られているため詳細な条件が決定できなかった。そのため卵巣癌細胞培養細胞上清を用いることに変更し、現在条件検討中である。また同様の理由から高感度DropletDigital PCR (ddPCR)を用いた条件検討には着手できなかった。

Strategy for Future Research Activity

微量なmiRNAを検出するため、まずは培養細胞上清を用いてmiRNA Enhance試薬の使用や抽出キットの変更など効率よくmiRNAを回収する条件を検討する。さらに卵巣明細胞癌のマーカーとして絞りこんだ3種の候補miRNAについてRealtime PCRやDropletDigital PCR(ddPCR)の条件を決定する。最終的には腹水や血清の臨床サンプルを使用して候補miRNA発現の定量化を行う。加えて、臨床病期や組織型、抗がん剤や化学療法の有無などの臨床情報を加味した検討を行い候補miRNAが卵巣癌のバイオマーカーおよび予後・予知因子となる可能性を検討する。

Causes of Carryover

【理由】腹水サンプルを用いてRealtime PCRでの条件検討を行ったが臨床サンプルは再現性が乏しく、また使用量が限られているため詳細な条件が決定できなかった。そのため卵巣癌細胞培養細胞上清を用いることに変更し、現在条件検討中である。また同様の理由から高感度DropletDigital PCR (ddPCR)を用いた条件検討には着手できず、その試薬を購入しなかったため。
【使用計画】本年度の差額は今回新たに卵巣明細胞癌のマーカーとして絞りこんだ候補因子のリアルタイムPCRやddPCRの解析試薬を購入する。また腹水や血液サンプルからのmiRNA解析を行うにあたり高効率で回収するキット等を購入する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 卵巣癌細胞株培養上清エクソソーム内在miRNAを用いた明細胞癌マーカーの探索2023

    • Author(s)
      堀江香代
    • Organizer
      第64回 日本臨床細胞学会総会(春期大会)

URL: 

Published: 2024-12-25  

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