2022 Fiscal Year Research-status Report
発達障害の併存・合併症問題の精神病理の解明と個別化した早期治療の探求
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19K08008
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
廣田 智也 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20832041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 まなぶ 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (40568846)
足立 匡基 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (50637329)
坂本 由唯 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (60770386)
高橋 芳雄 東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 講師 (70760891)
中村 和彦 弘前大学, 医学研究科, 教授 (80263911)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発達 / 疫学 |
Outline of Annual Research Achievements |
継続してデータの蓄積、整理、そして解析を行うことができた。データは、5歳児の発達検査データに加え、公立小中学校の一般人口データも例年蓄積され、サンプル数が十分確保でき、算出されるデータ結果はより精度の高いものとなっている。 研究分担者との研究テーマについての議論を定期的に行い、また研究疑問に沿ったデータの解析も同時並行で進めることができた。定点観測の横断研究データ(5歳児発達検診)と、データを複数取得した縦断データ(学校データ)の両方を解析対象として用いた。研究結果の国際雑誌への投稿を目指しているため、解析手法については国際的に用いられており、かつ高度な技術を要する手法を用いた(例:潜在クラス成長曲線分析、交差遅延モデル)。 研究チームからは、上記のデータを用いた科学論文を国際雑誌に投稿し、受理に至った。一例として、幼児の発達マイルストーンの多様性について、5歳児発達検診から得られた母子手帳のデータを用いて解析し、この結果を国際科学雑誌にて発表することができた(DOI: 10.3389/fpsyt.2022.902158)。また、協調運動に困難のある学童が、どのような感情や行動の問題を経時的に呈するかのパターンについても解析結果を用いて国際雑誌に発表することができた(DOI: 10.1016/j.ridd.2022.104394)。以上のように、児の多様な発達特性や困難を大規模横断・縦断の両データを用いて統計学的に分類する研究過程は今年度も継続することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データの整理や解析は継続的に行うことができている。また、解析したデータ結果は随時論文化し、国際雑誌への投稿や受理も定期的に行うことができている(例: DOI: 10.3389/fpsyt.2022.902158、DOI: 10.1016/j.ridd.2022.104394)。
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Strategy for Future Research Activity |
研究最終年度であり、これまでの研究により得られた科学的知見を国際学会、また国内学会で発表し、科学的意義を伝える。また、類似分野での研究者と意見交換し、将来の共同研究への発展も視野に入れる。
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Causes of Carryover |
COVID-19パンデミックに影響を受け、研究データの整理や解析作業が当初の計画より遅れ、また国際学会での研究業績の発表をする機会も大きく制限された。そのため、国際科学雑誌への投稿や掲載にかかる費用、また研究結果の科学的意義を広めるための国内外への学会への参加などに助成金を主に使用したい。
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Research Products
(4 results)