2022 Fiscal Year Research-status Report
Simultaneous fMRI-EEG-DTI Recording of Functional Connectivity in Patients with Schizophrenia.
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19K08026
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
桐野 衛二 順天堂大学, 医学部, 教授 (90276460)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | functional connectivity / rsfMRI / schizophrenia / sLORETA / supplementary motor area |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は成人でのFC(functional connectivity)およびDTI(拡散テンソルイメージング)の方法論の確立に努めた。その成果の一部は論文、学会などで報告された。rs-fMRIおよび脳波による検討では、統合失調症にDMN内FCの特異的異常は確認できなかった。一方で、健常群では尾状核を起点とする後頭領域、中および下側頭回、後部帯状回へのFCにおいて有意な負の活性を示したのに対し、統合失調症患者では負のFCが消滅していた。一方、統合失調症患者ではSMA-両側中心後回、外側後頭皮質下部でFCは亢進し、補足運動野(SMA-両側被殻では減衰していた(右SMA seed)。(神経内科 94 (2): 218-224, 2021, Clinical Neurophysiology131 (10): e252 2020)統合失調症においてSMAに関する所見は、灰白質の構造上の異常8,9)、自発活動時の低活動、緊張病状態では安静時脳血流亢進11)などが報告されており、基底核および皮質-基底核ネットワークの機能不全や皮質間の抑制機構不全を代償するためにSMAを含む皮質内ネットワークが過活動になっているとも推察されている。統合失調症患者ではSMAを起点としたconnectivityの亢進(SMA-皮質内)または減弱(SMA-被殻)を認め、皮質-基底核ネットワークの機能不全を、SMAを含む皮質内ネットワークが代償していることを示唆する所見とも考えられた。この所見は統合失調症においてネットワーク間の相互制御に障害があることを示唆し、ネットワーク間分離不全仮説を支持するものとも考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍のため患者・健常者ともにリクルートが困難となり、サンプル数が増えない状況である。大きな目標の一つであったARMS(前駆期患者)のサンプル数が増えてない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在ARMS症例についてデータ収集中であるが、未だ十分なサンプル数に達してないため、令和5年度も継続してデータ収集にあたりたい。さらにDKI・NODDIとrsfMRI・脳波所見と統合した包括的なARMSのFC異常の病態モデル確立を試みる予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍のため予定していた実験が十分に実行できず、予算を使いきれなかったため。
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Research Products
(2 results)