2022 Fiscal Year Annual Research Report
発達性協調運動障害の内部モデル障害仮説の検証と乳幼児期の予後因子の解明
Project/Area Number |
19K08062
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
斉藤 まなぶ 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (40568846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣田 智也 弘前大学, 医学研究科, 客員研究員 (20832041)
三上 珠希 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (40400501)
足立 匡基 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (50637329) [Withdrawn]
坂本 由唯 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (60770386)
松原 侑里 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (60803179) [Withdrawn]
高橋 芳雄 東北大学, スマート・エイジング学際重点研究センター, 講師 (70760891) [Withdrawn]
大里 絢子 弘前大学, 医学研究科, 助教 (80597162)
森 裕幸 弘前大学, 医学研究科, 特任助手 (60848307) [Withdrawn]
新川 広樹 弘前大学, 医学研究科, 特任助教 (10848295) [Withdrawn]
照井 藍 弘前大学, 医学研究科, 助手 (60832904)
片貝 公紀 弘前大学, 医学部附属病院, 助手 (70866954)
小野 靖樹 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (00507064) [Withdrawn]
玉井 康之 弘前大学, 保健学研究科, 教授 (80349381)
小枝 周平 弘前大学, 保健学研究科, 講師 (00455734)
三上 美咲 弘前大学, 保健学研究科, 助教 (30910426)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 発達性協調運動障害 / 内部モデル障害 / 眼球運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
発達性協調運動障害(DCD)の内部モデル障害が顕在化する時期及び発達の軌跡の検証:A市5歳児二次健診に参加した720 人の母子健康手帳の記録から、3~4か月から60カ月までの9ポイントにおいて発達マイルストーンの達成を分析したところ、障害群では4つのマイルストーン領域(運動、社会的相互作用、コミュニケーション、自立)のすべてにおいて、早期から連続してマイルストーンの達成が不良であることが明らかになり、運動発達も早期から兆候が確認でき、男児と早産児がリスク因子である可能性が示唆された。 内部モデルに影響を及ぼす因子の検証:①A市5歳児二次健診に参加した342名のMABC-2と感覚プロファイル(SP)の解析により、DCD児には感覚処理の問題があり、病態に運動能力とともに感覚処理機能が関連することが示唆された。②A市5歳児健診二次健診に参加した69名にGazefinderを用い、対象児は「注視」「追視」「視点の切替」の3タスクを視聴した。MABC-2の結果とGazefinderのパラメーターを解析し、追視タスクでターゲットが下から上に低速(r=-0.37)および高速(r=-0.34)で移動する映像において、視認するまでの時間がMABC-2と有意な負の相関を認め (p<0.05)、協調運動が苦手な児は、追視速度が遅く視認するまでに時間がかかることが明らかとなった。また、DCD診断なし群(n=59)及びDCD診断あり群(n=10)において自閉特性や多動特性を統制した共分散分析により、切替タスクでは、「ターゲットが中央に表示される映像」における「平均距離」が、DCD診断なし群と比較してDCD診断あり群の方が有意に長かった(p<0.05)。DCDの病態には眼球運動制御機構に関連する要因の存在が示唆された。
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Research Products
(12 results)
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[Book] 発達障がい2022
Author(s)
大阪大学大学院連合小児発達学研究科
Total Pages
168
Publisher
朝倉書店
ISBN
9784254301250
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