2019 Fiscal Year Research-status Report
放射線性粘膜障害と舌運動障害への口腔内金属による影響ー新たな線量制約の解明-
Project/Area Number |
19K08162
|
Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
冨士原 将之 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (90388827)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 公美 兵庫医科大学, 医学部, 病院助手 (60750932)
上紺屋 憲彦 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00185985)
山門 亨一郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20263022)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 頭頸部癌 / 放射線治療 / 舌運動機能 / 嚥下障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、頭頸部癌に対する根治的放射線治療後の晩期障害として発生する嚥下機能障害に関連する可能性がある舌運動を評価し、嚥下障害発生に関連する要因を解明することを目的とした研究である。2019年度に倫理審査委員会の承認を取得し、症例の登録を開始した。現時点までに9例の症例登録が完了し、経過観察と舌圧測定を行っている。 本研究は、放射線治療後の晩期障害に着目したものであり、途中経過としての結果を得るには至っていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年11月より症例登録を開始し、これまでに10症例の登録ができたが、当初予定よりも対象となる症例が少なかったため、研究には若干の遅れが生じている。
|
Strategy for Future Research Activity |
対象となる疾患である頭頸部癌症例について、窓口である当院耳鼻咽喉科頭頸部外科と連携し対象症例の登録を進めていくとともに、すでに登録された症例について経過観察を行いながら、データの集積を行っていく。研究推進の方向性は確立できており、症例登録が進めば研究成果を得ることはできると考えている。
|
Causes of Carryover |
2019年度に口腔内撮影用のカメラ一式を備品として整備予定であったが、見送った。2020年度中に購入予定である。
|