2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishment of measurement system for diagnosis and treatment of gastrointestinal diseases and its clinical application
Project/Area Number |
19K08406
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
眞部 紀明 川崎医科大学, 医学部, 教授 (50403572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春間 賢 川崎医科大学, 医学部, 教授 (40156526)
鎌田 智有 川崎医科大学, 医学部, 教授 (50351888)
岡 潔 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, 上席研究員 (80354661)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 内視鏡 / 病変サイズ / 計測装置 |
Outline of Annual Research Achievements |
消化器内視鏡医、看護師、学生、内視鏡業務に関与しない会社員に対し、病変サイズが明らかな20症例の上部消化管内視鏡写真を供覧し、そのサイズを用意した 解答用紙に回答させた。全症例が正答した際を100点とした際の全対象の平均は34.2±13.9点であり,正答率は病変サイズと有意な負の相関関係(r=-0.77)を認 め、サイズが15mm以上では有意に正答率が低下した。識別指標の検討ではマイナス値を示す症例は、いずれも内視鏡画像内に大きさの対照となり得るものがな かった。一方で識別指標の比較的高い症例は内視鏡画像上にスコープの一部が映っていた。消化器内視鏡医のサイズ評価の正答率は必ずしも高くなく、サイズの 大きな病変で低下した。特に、内視鏡観察時に大きさの対照となり得るものがない場合はその判定に苦慮しており、今後客観的な計測装置の開発が望まれること が判明した。その後、動画を用いて同様な検討を行い、静止画で得られた結果とほぼ同様な結論が得られている。以上の結果から現在,内視鏡観察時にボタン操作により、画面にサイズの指標となる目盛りが組み込まれる様に機器を開発し、一部修正している。装置開発中の施設に赴き協議を重ね、臨床の現場に合致した装置に修正する予定であったが、コロナ感染蔓延のため、現地には行かずリモート会議を繰り返し行った。現在、臨床現場のニーズに合致させ機器の性能を修正が概ね完了している。今後は、プロトタイプの測定装置を実臨床の内視鏡診療に応用し、簡便に病変計測の正確性を検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
静止画および動画を用いて、実臨床における病変計測の正確性について検証し、その欠点を補うため計測装置による評価が重要であることを証明した。現在、内視鏡観察時にボタン操作により、画面にサイズの指標となる目盛りが組み込まれる様に機器の修正が概ね完了している。本来であれば、開発中の施設に赴き直 接意見を交換すべきであるが、コロナ感染が蔓延しているため、リモート会議を繰り返し行っていたため、当初の予定より機器の開発、修正がやや遅れた状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、修正した計測機器を実際に内視鏡検査下に臨床応用し病変のサイズ計測の正確性、これまでの目視の評価の欠点を補うことができるか検討をしていく。
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Causes of Carryover |
COVID-19のため現在の検討結果の学会発表が未施行であり、また計測装置の操作内容に関して共同研究者との打ち合わせができなかったことで次年度使用額が生じた。現在リモート会議が中心であるが、今後次年度の研究を予定通り行っていくために計測装置の操作内容に関して共同研究者との打ち合わせ等の旅費、概ね修正が完了した計測装置を臨床に応用し内視鏡検査時の必要器具および記録媒体の購入等にあてる。
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