2021 Fiscal Year Annual Research Report
肝筋相関からみたサルコペニアが肝再生に及ぼす影響の分子機序解明
Project/Area Number |
19K09163
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
新木 健一郎 群馬大学, 医学部附属病院, 講師 (60431706)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
播本 憲史 群馬大学, 医学部附属病院, 准教授 (00419582)
久保 憲生 群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (10464744)
塚越 真梨子 群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60781317)
調 憲 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70264025)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | サルコペニア / PGC1αマウス / 分岐鎖アミノ酸 / 肝再生率 / 肝筋連関 |
Outline of Annual Research Achievements |
PGC1αマウスは25週齢で著明な速筋群の萎縮を認め、 サルコペニアと類似した。したがって、マウス実験系は25週齢雄体マウスを用いた。70%肝切除を行い、肝再生に与える影響を検討した。PGC1αマウスに対して70%肝切除術を施行すると、Wild Typeマウスに比し肝再生率・BrdUの取り込みの低下を認めた。 PGC1αマウスでは術後2日目の血中分岐鎖アミノ酸濃度の有意な低下を認めた。 分岐鎖アミノ酸の投与により、PGC1αマウスの肝再生率の改善を認めた。PGC1αマウスでは骨格筋の委縮により、肝切除後は分岐鎖アミノ酸の血中濃度が低下し、肝再生が抑制されると考えられた。 以上から、サルコペニアモデルマウス(PGC1αマウス)を用いた上記検討により、新たな肝筋連関を介した肝再生制御の分子機序が明らかとなった。
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Research Products
(1 results)