2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of Biological Aoritic Stent Graft Based on Nobel Tissue Engineering
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19K09273
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
岡本 健 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 講師 (20372782)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田爪 宏和 熊本大学, 病院, 非常勤診療医師 (10648273)
福井 寿啓 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (50445045)
野口 亮 熊本大学, 病院, 助教 (70530187) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大動脈外科 / 組織工学 / 再生医療 / ステントグラフト |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、組織構築のためにヒト大動脈壁、中口径の動脈の組織学的解析や、細胞マトリックス解析を今一度、文献あるいは臨床的に採取された過去の病理組織標本などを利用し解析した。血管解析として具体的には、内膜、中膜、外膜の厚み、比率、各層の細胞配列や、単位面積当たりの細胞数、発現しているコラーゲンの網羅的染色と解析。メタボローム解析による代謝産物の解析などを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献や病理組織標本の準備は順調だが、解析にかかる時間が取れずやや遅れている。来年度は解析を進めていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度に予定していた解析を進め、更には血管内皮細胞、血管平滑筋細胞、線維芽細胞をある一定の比率、配分で混合したスフェロイドを作成し開発した組織工学技術にて細胞のみで構築される血管パッチを作成する。目的数に達した細胞を、解析データを基に配合して血管組織型スフェロイドを形成する。その後、組織体形成装置を用いて中口径血管組織型パッチを構築し解析する。
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Causes of Carryover |
予定していた学会発表が中止となった。来年度、発表する予定である。また、実験に必要な試薬や備品を購入していないので、今後、試薬代、備品購入費が発生する予定である。
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