2023 Fiscal Year Research-status Report
非脱分極性筋弛緩薬がマクロファージを介した炎症反応調節系に与える影響
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19K09315
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
笹川 智貴 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (30400112)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | マクロファージ / 筋弛緩薬 / 炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度はRAW264.7細胞株を用いたLPS刺激による 炎症反応に対して筋弛緩薬ロクロニウムが炎症反応を増悪させるかを検討する実験に注力して実験を進めた。研究者の所属変更により機器準備の段階から実験系を立ち上げる必要があり、時間を要したが、細胞培養は順調にすすみ、濃度を変化させたLPS刺激へのRAW264.7細胞株の反応を確認することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID19対応による前年度までの遅れと研究者の施設異動があったことによる遅延を解消できていない。本年度は研究時間のエフォートを多くとり、遂行できるようすすめる。
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Strategy for Future Research Activity |
RAW264.7細胞株を用いたLPS刺激による 炎症反応のコントロールがとれたことにより、本年度はGTS21とロクロニウムの投与を実際に行いデータ取得論文執筆まで遂行する。
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Causes of Carryover |
研究全体の実施が遅延しているため、使用薬剤やキットの購入がすすんでいない。今年度の実験実施とともに発注し使用する予定である。
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