2020 Fiscal Year Research-status Report
Antioxidative activity of remifentanil: Does remifentanil directly scavenge free radicals?
Project/Area Number |
19K09329
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
徳丸 治 大分大学, 福祉健康科学部, 教授 (40360151)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 敬明 大分大学, 医学部, 教授 (20211196)
松本 重清 大分大学, 医学部, 准教授 (90274761)
江島 伸興 京都大学, 高大接続・入試センター, 特定教授 (20203630)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | レミフェンタニル / 抗酸化作用 / フリーラジカル / ラジカル消去作用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,本課題遂行に必須である麻薬研究者免許を取得した。その上でレミフェンタニルの原末の購入手続きに入った。原末は日本国内で製造されておらず,英国またはカナダからの輸入が必要であることが判明した。業者に見積もり等を依頼したが,新型コロナウィルス感染症の広がりに伴う混乱で,数社の製品のについて,輸出ができないとの回答や,一旦発行した見積もりの二倍以上の額への引き上げの通知などがあり,選定に苦慮した。年度末になってようやく正式な発注に漕ぎ着けるに至った。 現在,業者を通じて輸入許可を受ける手続き中である。試薬が手元に届くのは令和3年夏頃の見込みである。 本年度より,技術補佐員1名を雇用し,またレミフェンタニル以外の研究遂行に必要な物品を購入するなど,できる範囲の準備を進めている。手配中のレミフェンタニルが届き次第,実験を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度は,本課題遂行に必須である麻薬研究者免許を取得した(第2D1106号,大分県知事)。 免許を取得した上で,レミフェンタニルの原末の購入手続きに入った。原末は日本国内で製造されておらず,英国またはカナダからの輸入が必要であることが判明した。業者に見積もりを依頼したが,新型コロナウィルス感染症の広がりに伴う混乱で,数社の製品のについて,輸出ができないとの回答や,一旦発行した見積もりの二倍以上の額への引き上げの通知などがあり,選定に苦慮した。紆余曲折を経て,年度末にようやく正式な発注に漕ぎ着けることができた。現在業者を通じて輸入許可を受ける手続き中である。 その他の研究体制については,本年度より技術補佐員1名を雇用し,また必要な物品を購入するなどできる範囲の準備を進めた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在手配中のレミフェンタニル原末が手元に届くのは,令和3年夏頃の見込みである。 できる範囲の準備は既に調っており,レミフェンタニルが届き次第実験を実施する予定である。また,令和3年度末までの国内学会での発表と欧文論文での発表を目指す。
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Causes of Carryover |
本研究課題の進捗が遅れているため,まだ実験を開始できていない。このため,物品費の一部が未使用として残ってしまった。令和3年度には,この残額と令和3年度請求額を合わせてレミフェンタニル及び必要な消耗品を購入し,遅れている実験を実施する。
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