2021 Fiscal Year Research-status Report
患者個別バーチャルリアリティと拡張現実を複合した腹部外傷外科シミュレーター構築
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19K09443
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
伊藤 香 帝京大学, 医学部, 病院准教授 (00814633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 博明 筑波大学, システム情報系, 教授 (80312825)
杉本 真樹 帝京大学, 付置研究所, 教授 (70398733)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 外傷手術 / シミュレーション / バーチャルリアリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
国内学会では、2021年5月27日に開催された第35回日本外傷学会総会・学術集会にて演題名「外傷初期診療に拡張現実技術がもたらす効果―NASA-Task Load Indexによる作業負荷測定」を発表した(パネルディスカッション)。2021年10月2日に開催された第57回日本交通科学学会・学術講演会にて演題名「拡張現実技術を用いたハイブリッドER外傷初期診療シミュレーション-医工連携によるシミュレーション教育の試み-」を発表した(シンポジウム)。2021年11月21日-23日に開催された第30回コンピューター外科学会大会にて「ひだ制御機構と可動タッチスクリーンを用いた大動脈止血シミュレータ」を発表した。 海外学会では、2021年9月29日―10月2日に開催された第80回米国外傷外科学会学術集会(The 80th Annual Meeting of the American Association for Surgery of Trauma. Atlanta, GA, USA) にて、演題名「EFFECTS OF EXTENDED REALITY ON INITIAL CARE OF TRAUMA PATIENTS: THE NASA TASK LOAD INDEX」を発表した(e-poster)。2021年10月23日ー27日に開催された2021年度米国外科学会学術集会(American College of Surgeons Clinical Congress 2021. Virtual in the USA)にて演題名「Extended Reality for Initial Trauma Patient Care Simulation: A Pilot Study」を発表した(e-poster)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19感染拡大に伴い、学外研究分担者との共同作業が困難となり、とくに、研究者が複数集まる必要がある、手術撮影を必要とする「自由視点映像技術を使用した多視点カメラによる実際の外傷手術映像を用いた3Dモデルの作成」を進めることができなかった。完成したシミュレーションモデルに関しては、「第1~3段階で作成した腹部外傷外科手術VRシミュレーターの評価」まで行うことができ、結果を複数の学会で発表した。今後、論文執筆の予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年間延長した。COVID-19感染拡大が落ち着きつつあり、学外研究者との共同作業を行い、「自由視点映像技術を使用した多視点カメラによる実際の外傷手術映像を用いた3Dモデルの作成」に取り組む。結果を学会発表し、論文化する。昨年度、すでに学会発表した成果に関して、論文執筆を行う。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染拡大により、多額研究分担者と行う予定だった「自由視点映像技術を使用した多視点カメラによる実際の外傷手術映像を用いた3Dモデルの作成」を行うことができず、その費用が使用されなかった。
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Research Products
(6 results)