2020 Fiscal Year Research-status Report
重症頭部外傷に対する新規神経栄養因子を用いた再生治療の効率化
Project/Area Number |
19K09467
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
佐々木 和馬 日本医科大学, 医学部, 助教 (30832266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須田 智 日本医科大学, 医学部, 講師 (00366733)
仁藤 智香子 日本医科大学, 医学部, 准教授 (30409172)
横堀 将司 日本医科大学, 医学部, 准教授 (70449271)
山田 真吏奈 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (70508621)
阪本 太吾 日本医科大学, 医学部, 助教 (90587073)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 頭部外傷 / 神経再生医療 / 神経栄養因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
重症頭部外傷モデルとして急性硬膜下血腫モデルの作成を行うが、本年度はその準備期間として、作成トレーニングを主に行った。また、行動実験評価トレーニングを行い、モデルの運動機能および空間認知能力の正確な評価を行えるように準備した。また、脳組織切片の染色技術について習熟した。次年度以降は、今年度習得したモデル作成技術と行動実験評価、および組織標本の作製評価技術を基に、モデルラットにおいて、治療未介入のコントロール群と神経再生因子を投与する治療介入群の二群を作成し、評価を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
頭部外傷モデルの死亡率が高く、インパクトの強度を微調整している段階で途中、コロナウイルス感染症蔓延のため動物実験が中断してしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
モデル作成および行動実験評価、組織標本作成の技術については会得したものと考える。また、行動実験に関して、Y-mazeの自動解析ソフトの利用が可能となっ たこともあり、今後はさらにモデル作成、行動実験評価の効率化、迅速化が図れると考える。
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Causes of Carryover |
実験を進めるにあたり、実験の迅速化、効率化を図る必要が生じ、物品の購入を要したため。
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