2022 Fiscal Year Annual Research Report
脳虚血後肺炎に対する歯髄由来幹細胞治療:肺内免疫に注目し、治療応用の可能性を探る
Project/Area Number |
19K09492
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
須田 智 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00366733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神尾 孝一郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (20465305)
仁藤 智香子 日本医科大学, 医学部, 教授 (30409172)
横堀 将司 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (70449271)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 脳梗塞 / 肺炎 / 幹細胞 / 免疫調整 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、1)脳虚血後の肺内免疫・肺組織の変化に注目して、脳虚血後肺炎の発症メカニズムの解明 2)脳虚血後肺炎モデルを用いて、新規の細胞ソースとして期待される歯髄由来幹細胞(DPSC)の経静脈的投与により肺内に分布した幹細胞が肺内免疫・肺組織に与える影響と虚血性脳損傷との連関を解明する。このことにより、脳梗塞後肺炎の新規の予防、治療法を確立することで、依然として劣悪な脳梗塞の転帰改善に貢献することを目的とする。
脳虚血後にLPS誘発肺炎モデルの作成を行った。肺炎モデルでは、各種の神経徴候の増悪を認めた。DPSC投与により、脳虚血後の脳萎縮の抑制および炎症性サイトカインの抑制を認めた。
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