2021 Fiscal Year Annual Research Report
Cartilage repair covered with autologous fibrin sheet on microfracture
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19K09654
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
箕田 行秀 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (90453133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 祐介 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (10382178)
折田 久美 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (40748597)
佐伯 壮一 名城大学, 理工学部, 教授 (50335767)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フィブリンシート / 軟骨修復 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、フィブリンシートによる細胞に対する効果を骨髄由来間葉系細胞を用いて検討した。さらにフィブリンシートに含有するサイトカインについても検討した。 ウサギ膝関節の大腿骨もしくは脛骨から骨髄血を採取し、シャーレに播種した。付着細胞の第1継代を軟骨形成誘導培地で培養したところ、アルシアンブルー染色で染色性が認められた。また骨形成誘導培地、脂肪分化誘導培地で培養し、アリザリンレッド染色、オイルレッド染色を行ったところそれぞれ染色性が認められ、骨髄由来間葉系細胞を単離培養できた。これらの細胞を用いてフィブリンシートの共培養を行った。24 wellプレートに骨髄由来間葉系細胞第3継代を2x105/wellでDMEMにFBS 1%、L-glu、抗生剤を含有した培地でフィブリンシートと共培養した。2週間培養後、軟骨化をアルシアンブルー染色で評価した。この条件では骨髄由来間葉系細胞とフィブリンシートの共培養と骨髄由来間葉系細胞のみの培養でアルシアンブルー染色に有意な差は認めなかった。培養条件を変更し再検討する必要があると考えられた。 フィブリンシートから放出されるgrowth factorsの測定 フィブリンシートを1/4、1/2、1/1のサイズ別にリン酸緩衝食塩水(PBS)に浸し、1、5、9、14日後にPBSをELISA用に回収し、growth factors (TGF-β-1)を計測した。サイズ間でTGF-β-1の放出量に有意な差は認めなかった。また、時間経過とともにTGF-β-1の放出量の変化は認めなかった。今後はBMP,PDGF,FGFなどのサイトカインを検討する予定である。
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Research Products
(12 results)