2019 Fiscal Year Research-status Report
前立腺癌に対するPARP阻害剤・スタチン・プラチナ製剤併用効果の基礎的研究
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19K09684
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
関根 芳岳 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (00516370)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / スタチン / PARP阻害剤 / プラチナ製剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年までの科研費での研究の続きで、まずは予備実験として、スタチンとオラパリブの併用効果を、in vivoレベルでの検討を行った。アンドロゲン非依存性株である22Rv1細胞を、ヌードマウスに皮下注し、その後、コントロール群、スタチン群(100mg/kg)、オラパリブ群(50mg/kg)、併用群とで、ゼノグラフトのサイズ変化を見たところ、投与開始後8週間で、併用群において、他群より有意に増殖抑制効果を認めた。よって、in vitroだけでなく、in vivoでも、アンドロゲン被依存性前立腺癌細胞株において、スタチンとオラパリブの併用効果を認めたことから、次の実験として、さらにプラチナ製剤を加えることで、DNAの損傷を誘発し、DNA修復の両経路を阻害することとなるスタチン+オラパリブの併用療法に、さらに、増殖抑制効果が相乗効果として現れるかを、細胞株としては、これまでの実験で使用してきた、PC-3, 当教室で樹立したアンドロゲン非依存性LNCaP, 22Rv1, 当教室で樹立したカバジタキセル耐性22Rv1を用いて、検討していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウスの予備実験において、実験条件の設定に時間がかかってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの、スタチンとPARP阻害剤との併用効果の評価を行なってきた実験手法で、さらにプラチナ製剤を加えた際の効果は評価できることから、今後は順調に実験が進むものと予想される。
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Causes of Carryover |
やや実験が遅れており、研究費の余剰が生じたが、次年度に、様々な実験で使用予定である。
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