2020 Fiscal Year Research-status Report
前立腺癌に対するPARP阻害剤・スタチン・プラチナ製剤併用効果の基礎的研究
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19K09684
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
関根 芳岳 群馬大学, 大学院医学系研究科, 講師 (00516370)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / スタチン / PARP阻害剤 / プラチナ製剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
まずアンドロゲン非依存性前立腺癌細胞株であるPC-3, 当教室で樹立したアンドロゲン非依存性LNCaP, アンドロゲン非依存性前立腺癌細胞株である22Rv1, 当教室で樹立したカバジタキセル耐性22Rv1などに対して、シスプラチン単独で細胞増殖抑制効果があるのかどうかをMTSアッセイを使用して検討したところ、ナノMレベルでは効果はなく、80%程度、増殖抑制を認めるには、1~10マイクロM程度の濃度が必要であった。そこで、スタチン+オラパリブの併用療法に、さらに、シスプラチンを追加することで、増殖抑制効果が相乗効果として現れるかを、同様にMTSアッセイにて検討したところ、スタチン+オラパリブで増殖抑制効果を元々認めることもあり、スタチン+オラパリブ投与後、どの段階でシスプラチンを添加するのがもっとも増殖抑制効果が出るのかなど、さまざまな条件設定にて現在検討を行っているところである。3剤での併用効果を認めた場合、その条件にて、引き続き、siRNAトランスフェクションによる、BRCA1、BRCA2、RAD51などのDNA修復に関わる遺伝子のノックダウンを行うことでの、オラパリブ+シスプラチンへの併用効果を、細胞増殖などにつき、検討を行うことが可能になると思われる。またマウスを使用したゼノグラフトモデルでの、スタチン+オラパリブ+シスプラチン併用の実験も、今年度中に行っていきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID19感染による実験中止期間があり、実験を行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、3剤併用効果に対する条件設定を進めており、条件設定が出来れば、順調に実験が進むものと思われる。
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Causes of Carryover |
実験が遅れており、次年度使用が生じたが、次年度の実験に使用する予定である。
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