2019 Fiscal Year Research-status Report
好酸球性副鼻腔炎病態への腸内フローラ、カンジダ増殖関与についての予備的研究
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19K09917
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
松根 彰志 日本医科大学, 医学部, 教授 (00253899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 隆治 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00328783)
吾妻 安良太 日本医科大学, 医学部, 教授 (10184194)
大久保 公裕 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (10213654)
若林 あや子 日本医科大学, 医学部, 講師 (30328851)
若山 望 日本医科大学, 医学部, 講師 (90813238)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 好酸球性副鼻腔炎 / 病態研究 / 腸内フローラ / 真菌 / カンジダ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年以来難病指定の対象となっている好酸球性副鼻腔炎(ERS)の病態は未詳、不明の点が多い。アスピリン喘息を含む喘息を合併することが多い本疾患は、治療に関して手術後のステロイド経口投与、新規の抗体治療に頼ることが多く対策が求められている。そこで、従来の本疾患の病態解明へのアプローチとは異なった「腸内フローラにおける真菌、特にカンジダの増加」を想定し、通常の臨床で得られる患者背景因子、採血や手術標本で得られるバイオマーカー等を詳細に検討しその可能性を本研究では明らかにすることを目的とする。その後に、症例の糞便を標本としたDNAシークエンス等による腸内フローラにおけるカンジダの増減、多寡の検討等に繋げる。その結果は、腸内フローラをターゲットとした好酸球性副鼻腔炎の予防、診断キットの開発などの新規の診断方法、治療法の開発に寄与する。 日本医科大学倫理員会の承認が得られ、本研究を開始する環境が整った。これまでの病態論とは全く異なった切り口で、新しい病態論の検討を開始する。これまでの、好酸球性副鼻腔炎やLocal Allergic Rhinitisの研究実績が無事論文に掲載され、当研究室における鼻副鼻腔粘膜での総IgE,特異的IgEの産生に関する解析能力に問題が無いことが実証された。こうした当教室の研究能力を基本に本研究も推進することが可能である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日本医科大学倫理委員会への書類の作成に予定以上の時間を要し、実質的な研究開始が遅れたため。また、新型コロナ感染症の蔓延により、日本鼻科学会より緊急以外の鼻科手術の延期を指導されている為、標本の採取が不可能であるあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
日本医科大学倫理員会の承認が得られたので、新型コロナウイルス感染症の蔓延が終息し、手術の開始が可能となり次第、申請したプロトコールに沿ってデータの集積を進める。
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Causes of Carryover |
学会参加費としておりましたが、学会が延期となりましたので次年度使用する予定です。
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Research Products
(10 results)