2019 Fiscal Year Research-status Report
多職種連携による口腔機能低下症の検査と改善プログラム実施の効果
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19K10434
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Research Institution | Fukuoka Nursing College |
Principal Investigator |
青木 久恵 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (70526996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
晴佐久 悟 福岡看護大学, 看護学部, 准教授 (10330961)
中島 富有子 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (80592980)
内藤 徹 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (10244782)
黒木 まどか 福岡医療短期大学, 歯科衛生学科, 講師 (00582214)
門司 真由美 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (80527002)
三好 麻紀 福岡看護大学, 看護学部, 講師 (00595259)
児玉 百代 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (40824511)
中島 奈々 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (40842563)
国崎 裕子 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (60846575) [Withdrawn]
竜口 清美 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (90846578) [Withdrawn]
原 やよい 福岡看護大学, 看護学部, 助手 (40807096)
窪田 惠子 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (20309991)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 口腔ケア / 口腔機能低下症 / 口腔アセスメント / 多職種連携 / 口腔機能検査 / 看護教育 / 口腔機能訓練 / 摂食嚥下 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、高齢者の口腔機能低下症の早期発見に向けて、歯科医師・歯科衛生士が実施している口腔機能検査を看護師が実施可能かどうか検証することである。さらに、多職種連携による口腔機能向上に向けた患者への教育プログラムの構築とその検証を目的としている。 まず、口腔機能低下症の診断のための7つの症状検査についての文献等をもとに学習会を開催し、看護師・歯科衛生士・歯科医師が実施する検査方法について研究者間の知識の共有を図った。正確な検査方法について理解した上で、高齢者に理解しやすく、かつ負担がなく、誤嚥等の事故防止策を検討するために、口腔外科外来における口腔機能検査の実践を見学し、専門家から口腔機能アセスメント・具体的な検査方法および検査における留意事項についてのアドバイスを受けた。これを受けて、看護師・歯科衛生士・歯科医師の3職種で実施する具体的な検査方法について検討した。 口腔機能検査の協力施設である高齢者施設関係者とは、入所者に対して実施する具体的な口腔機能検査の方法をについて協議し、看護師の検査への協力について同意を得た。看護師による口腔機能検査の実施に向けて、口腔機能検査の実施マニュアルを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
口腔機能低下症の診断のための7つの症状検査における検査方法および評価基準等の文献検討を行った。看護師による口腔機能検査の実施マニュアル作成に向けて、大学病院の口腔外科外来および病棟見学を行って、専門家から口腔機能検査方法および事故防止の観点などのアドバイスを受けた。これを受けて、看護師・歯科衛生士・歯科医師による口腔機能検査方法を具体的に立案した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、高齢者を対象に看護師・歯科衛生士・歯科医師による口腔機能検査を実施し、看護師による口腔機能低下症のスクリーニングが可能であるかを検証する。検査実施に向けて看護師を対象とした口腔機能検査方法に関する動画教材を作成する。
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Causes of Carryover |
研究計画の立案に向けて、研究計画の倫理審査申請中であり、高齢者を対象に看護師・歯科衛生士・歯科医師による口腔機能検査の実施まで至っていないため、消耗品購入など次年度使用額が生じた。
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Research Products
(3 results)