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2019 Fiscal Year Research-status Report

インスリン療法者へのアドバンスケアプランニング導入のための基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19K10528
Research InstitutionIbaraki Prefectural University of Health Science

Principal Investigator

渡辺 忍  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (60833811)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田宮 菜奈子  筑波大学, 医学医療系, 教授 (20236748)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywordsインスリン療法 / アドバンスケアプランニング / 多職種連携 / 在宅医療・介護
Outline of Annual Research Achievements

本研究はインスリン療法者へのアドバンスケア導入を検討するために現状の支援課題を明らかにすることを目的としている。
まず計画に沿って、先行研究の文献検討を行った。その結果、インスリン療法者のアドバンスケアプランニングに関する研究が現状は見当たらなかった。
また、本邦でのアドバンスケアプランニングに関する研究自体が萌芽期にあり、概念整理や症例報告についての文献が散見され、調査報告は多くない。また先行研究を概観すると終末期の支援課題からアドバンスケアプランニングの必要性が述べられていることが多く、結果的に終末期の前の段階からの導入が必要と思われた。さらに、事前指示やリビングウィルとの混同により定義として未だ確立されていないものの、アドバンスケアプランニング実践には医療のみならず介護の専門職、本人・家族を含めて「連携して行う」動的なプロセスであると示唆された。しかし現状では、そのプロセス自体が明らかでないため、現状調査の必要性があると思われた。さらに、プロセスとしてのアドバンスケアプランニングを検証するには、何をアウトカムとするかを検討することも必要である。
以上のことから、本研究の対象を医療だけでなく介護分野の専門職を含めること、本研究ではインスリン療法に関するアドバンスケアプランニングの定義として「将来を見据えた関わり」としたうえで支援のあり方を整理すること、そのためにはまず現状調査を行うという研究計画の妥当性を確認した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

インスリン療法を行う要介護者へのアドバンスケアプランニングの現状を明らかにするために訪問看護師へのインタビュー調査を開始する予定であった。しかしながらその矢先、新型コロナ感染拡大の問題で、人との接触を避ける観点から対面での調査が開始できなくなった。また、第一線で新型コロナ対応に関わっている可能性がある医療・介護職者を対象に行う本研究は、社会情勢を鑑みると、調査の開始時期の見通しがたてられない。

Strategy for Future Research Activity

インスリン療法者本人や支援に関わる職種に対して現状を明らかにするために、それぞれの対象者にインタビュー調査を行う計画だったが、新型コロナ感染の蔓延状況によっては計画を大幅に修正しなければならない。その場合、調査対象者との直接的な接触をさけるために、研究方法をすべてアンケート調査へ変更する可能性を検討している。

Causes of Carryover

調査の開始が遅れていたところに、新型コロナ感染症による社会情勢の大きな変化により調査が滞っていることに伴い、かかる経費の支出を見合わせたため、所要額の予算を繰り越さざるを得なかった。今後は研究計画に従い、予算に沿った運用を予定しているものの、新型コロナによる社会情勢の動向が不透明な今は調査の開始も予算執行も見通しがたっていない。

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Published: 2021-01-27  

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