2021 Fiscal Year Research-status Report
インスリン療法者へのアドバンスケアプランニング導入のための基礎的研究
Project/Area Number |
19K10528
|
Research Institution | Ibaraki Prefectural University of Health Science |
Principal Investigator |
渡辺 忍 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (60833811)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田宮 菜奈子 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20236748)
田中 理恵 筑波大学, 医学医療系, 特任助教 (60827418)
石川 智子 (伊藤智子) 筑波大学, 医学医療系, 助教 (70709683)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | インスリン療法 / アドバンスケアプランニング / 介護保険サービス / 要介護者 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は昨年度調査した訪問看護師へのアンケート調査内容を分析し、現状における自己管理困難なインスリン療法者への訪問看護の実態について投稿申請しているところである。 また今年度も新型コロナ感染まん延による医療介護現場への影響を鑑み、調査開始が遅れた。 年度末になり、やや状況が落ち着いたところで、訪問介護員への調査を開始したところであるが、年度末の異動期と重なり、調査協力はあまり得られていない状況である。回収途中のため、結果については今後報告する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究開始から新型コロナ感染まん延の影響を受け、医療介護分野での調査を行っている本研究では、調査時期や方法の変更を余儀なくされ、当初の計画からは遅れている。したがって、今年度は研究期間を延長して調査を行っているところである。昨年度は訪問看護での自己管理困難なインスリン療法に関する支援の実態について調査を行ったが、現在は訪問介護員へインスリン療法支援に関する意向調査を行っているところである。しかしながら、新型コロナ感染の影響は未だ大きく、対面での調査では感染防止策を講じなければならないといった調査方法に制限があることや、そもそも調査協力が得られにくい状況が続いている。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究は、自己管理困難となったインスリン療法者が将来的に治療を継続するための社会資源にどのようなものがあるのか、選択肢をまず整理しており、現時点では訪問介護について調査を行っているところである。 次の段階として、介護保険施設への調査を予定している。高齢者の暮らしの場の選択肢として介護保険施設があるが、インスリン療法を行っている場合、入所が断られることがあると指摘されている。しかし実態についての基礎的なデータは見当たらないため、介護保険施設でのインスリン療法者受け入れ状況について実態調査を行う予定である。
|
Causes of Carryover |
新型コロナ感染まん延の影響で調査が遅れ、調査にかかる費用の支出が計画通りに行われなかったために次年度使用額が生じた。 今年度は調査計画の遅れに伴い、調査にかかる印刷代や郵送費、報償費等の支出計画も遅れて執行する予定である。
|
Research Products
(2 results)