2021 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者に対する併用禁忌薬剤の処方実態の顕在化および対応策の検討
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19K10548
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Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
藤本 賢治 産業医科大学, 産業保健データサイエンスセンター, 助教 (30800734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 晋哉 産業医科大学, 医学部, 教授 (50181730)
村松 圭司 産業医科大学, 医学部, 准教授 (00644022)
冨岡 慎一 産業医科大学, 医学部, 助教 (10768708) [Withdrawn]
劉 寧 産業医科大学, 医学部, 助教 (90832238)
大谷 誠 産業医科大学, 情報管理センター, 准教授 (60738475)
藤野 善久 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 教授 (80352326)
久保 達彦 産業医科大学, 産業生態科学研究所, 非常勤講師 (00446121) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高齢者 / 医薬品 / 併用禁忌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の対象データは、国民健康保険および後期高齢者医療制度8市10町の加入者425,474人の受診データ、期間は2014年から2020年度7年間である。処方レセプトは25,011,161枚、処方された延べの医薬品数は110,024,023であった。 併用禁忌の医薬品情報については医薬品の添付文書を使用し、添付文書のに記載の相互作用情報である併用禁忌、原則併用禁忌、併用注意、接触注意から、明らかな併用禁忌のみを対象とするため、併用禁忌のみを対象とした。相互作用に該当する医薬品で薬剤名の記載が無く、成分など医薬品のグループを示す表示の場合はそのグループに該当する医薬品を対象とした。添付文書とレセプトの医薬品を連携するため、今回調査期間に該当する期間が対象の医薬品のレセプト電算処理コードを連携させた。併用禁忌の処方の判断は、内服薬として処方された医薬品については処方日から処方された日数までを対象とし、外用薬、頓服、注射など内服処方以外の医薬品については処方日のみとし、対象の処方日に処方された医薬品の組み合わせの併用禁忌に該当する処方を調査した。 併用禁忌の処方の評価を行うに当たり、医療の提供側と患者側と大きく二つの分類に分け、提供側は、医師、薬剤師の二つに分けた。評価する指標については、個別のアンケートも検討し関係者の調査を行ったが、処方を行った医師、薬剤師および患者の個人が特定できなかったため、レセプト情報で判断できる行為および患者の属性を使用することとした。 評価の結果については報告書を作成し、提供を受けた18市町に提供した。
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