2020 Fiscal Year Research-status Report
Pathophysiology of nocturia in the general population
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19K10633
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
中村 信之 福岡大学, 医学部, 講師 (00389355)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 力 福岡大学, 医学部, 准教授 (20511885)
有馬 久富 福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
田中 正利 福岡大学, 医学部, 教授 (30171797) [Withdrawn]
羽賀 宣博 福岡大学, 医学部, 教授 (50586617)
前田 俊樹 福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
佐藤 敦 福岡大学, 医学部, 助教 (60816263)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 夜間頻尿 / 前立腺肥大症 / 過活動膀胱 / 睡眠時無呼吸症候群 / 心不全 / 糖尿病 / 膀胱炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、福岡県那珂川市の地域一般住民を対象として、夜間頻尿の原因を解明することを目的としている。その結果、夜間頻尿の治療の最適化、一般住民の健康寿命の延伸を目指す研究である。しかし、健診の受診が少なく、福岡市城南区での対象者の拡大を行った。 2019年度は、以下の作業をおこなった。 1.行政・医師会の許可:福岡市城南区での行政・医師会に研究計画を説明し、ご理解を頂いた。2.倫理委員会の許可:福岡大学医の倫理委員会による福岡市城南区での研究開始許可を得た。3.同意の取得:福岡県における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂いた。4.アンケートでのIPSS(国際前立腺症状スコア)、OABSS(過活動膀胱症状質問票)、尿検査、NT-proBNP などの解析:排尿症状に関してはIPSS、QOL(満足度)スコア、OABSSなどのアンケートを解析した。また尿検査、NT-proBNPを使用して、解析をした。5.睡眠検診の解析:睡眠検査としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をした。6.データベースの整備:検査結果のデータ入力を行った。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
追加の福岡市城南区の行政・医師会の許可、倫理委員会の許可等を完了した。また、研究参加者の同意を取得し、アンケート、検尿、採血、睡眠検査、活動量計、データベースの整備を開始した。しかし、新型コロナ感染症蔓延による外来業務の縮小により、やや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も以下の作業を継続してゆく。 1.福岡県における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂く。2.アンケートの解析:アンケートとしてIPSS、QOL、OABSSを解析する。3.睡眠検査・活動量計の解析:睡眠検査としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をする。4.検体保存:将来の詳細な検査のために、残存した検体は福岡大学医学部内の超低温フリーザーで長期保存する。5.データベースの整備:検査結果のデータ入力を行う。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施する。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由としては、研究参加への参加を拒否された方が相当数おられたこと、まだ健診を実施していない対象者がいることがあげられる。 今後も以下の作業を していく。 ①福岡県那珂川市および福岡市城南区における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂く。②健診の重要性を市民公開講座や健康講話などを行い、健診受診率向上に努める。③睡眠・活動量計の解析:睡眠計としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をする。④検体保存:検体の詳細な解析のために、保存した検体は福岡大学医学部の超低温フリーザーで長期保存する。⑤胸腹部CT :Multidetector CT(MDCT)による胸腹部CTの撮影を行う。⑥画像解析:トレーニングされた研究者が、CT画像を用いて冠動脈および大動脈石灰化をAgatston scoreを用いて評価する。心臓周囲脂肪、内蔵脂肪および皮下脂肪面積についても医用画像解析ソフトを用いて評価する。⑦データベースの整備:健診結果のデータ入力を行う。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施する。⑧研究成果を統計解析、まとめて国内外の学会に発表をして、英文誌として投稿する。
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[Journal Article] The Effect of Cranial Change on Oropharyngeal Airway and Breathing During Sleep2020
Author(s)
Nakano H, Mishima K, Suga H, Iwasaki T, Inoue K, Mano T, Yoshimura C, Suzuki K, Imagawa N, Ueno T, Mori Y, Ueyama Y
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Journal Title
Journal of Hard Tissue Biology
Volume: 29
Pages: 49-52
Peer Reviewed / Open Access
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