看護学生の深い自己理解をもたらすコミュンケーション教育方法の開発

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 19K10767
• Research Institution: Mie University
• Principal Investigator: 井村 香積 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (00362343)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 牧野 孝俊 群馬大学, 大学院保健学研究科, 准教授 (50389756) ; 林 智子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (70324514) ; 松田 未来子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (20871057)
• Project Period (FY): 2019-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 看護学生 / コミュニケーション / 患者関係

Outline of Annual Research Achievements

2019年度の研究目的は、看護学生のEI領域の自己理解のレベルと患者からの不安を表出された際の対応を困難に感じる要因との関係を明らかにすることである。
方法は質問紙調査法で、看護学生1年から4年生を対象にした質問紙調査である。質問紙の調査の内容は文献検討とプレインタビューから要因を抽出した。文献検討から抽出された要因として、患者の性格、患者の病状などがあがった。
プレインタビューからは、病状に関連した知識、表現方法、患者の思いの推測の妥当性、学生自身の感情のコントロール等が抽出された。病状に関連した知識については、疾患や治療によって患者の生活にどのように影響するのかがわからないと、患者の生活を推測できず患者にどのように声をかけたらよいかわからない」といった発言があった。表現方法のなかには、「学生が何を伝えたいのかを明確にし、相手に伝える」「相手に理解できるような伝え方をする」などが抽出された。今後、これらの抽出された要因をもとに、質問紙を作成し、質問紙調査を実施する。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

コロナ禍であるため、医学部倫理審査委員会に書類を提出したが、審議に時間がかかり、研究の遂行が遅れた。

Strategy for Future Research Activity

質問紙を作成するにあたり、早急に項目を選定し、文献と照らし合わせ検討する。また、質問紙調査の実施に向けて、医学部倫理審査委委員会にできるだけ早く提出し、承認を得られるように努力する。

Causes of Carryover

（理由）：昨年度の研究の実施が遅れているため、計画通りに使用することができなかった。
（使用計画）：次年度に行う質問紙作成、調査等に使用する予定である。