2020 Fiscal Year Research-status Report
Systematizing the methods for advanced nurses to master the Physical Assessment
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19K10787
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
城生 弘美 東海大学, 医学部, 教授 (60247301)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 高度な看護実践者 / フィジカルアセスメント / アセスメント力 |
Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会等に伴う疾病構造の変化や社会構造の変化に対応する看護師が求められ、その役割は大きくなった。臨床判断力は最も必要とされる能力のひとつとされ、その根幹にフィジカルアセスメント能力がある。 本研究の目的は、高度な看護実践を行っていると思われる臨床経験10年以上の看護師にとって、フィジカルアセスメント能力をどのように培い、活用しているか、課題は何かを明らかにすることである。 本研究の実施計画として、県内100床以上の病院107施設のうち、研究趣旨に理解が得られ協力が得られた施設の看護師を対象に調査用紙を配付し回答を得る。 調査内容は、研究対象者の属性、看護基礎教育時代のフィジカルアセスメント教育の学修状況(部位別の学修状況を含む)、フィジカルアセスメント能力育成方法、他の看護師へのフィジカルアセスメント力の伝達方法と内容等である。 上記の研究計画書を作成し、本学科倫理審査部会の審査を受け調査内容と方法(遠隔方法を用いるか否か等)に意見をいただき「条件付承認」の段階で修正中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
年度当初より半年間以上、連日COVID-19感染症対応に忙殺され、研究に着手する時間の確保が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
3月の倫理審査委員会に研究計画書を提出し、修正の要請があった。指摘事項を吟味し、修正版を作成し提出する。倫理審査委員会の承認後、県内100床以上の病院施設の看護師に調査依頼を行う予定である。 今後は、調査開始:6月、データ収集期間:6月~9月、分析期間:10月~11月、論文作成:12月~1月、論文投稿2月を予定している。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の状況下でほとんど研究活動ができなかったため、2020年度の研究費の残額が約26万円生じた。フィジカルアセスメントテクニックの中の聴診法が習熟できるようにするためにコードレス聴診教育システムの購入を続け、だいぶ台数を揃えてきたが、更に教育研修時の使用頻度を多くしたいと考えている。上記残額を加え、予算額の範囲内で購入できる受信機を複数台、購入費用に充て教育教材に活用する予定である。
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