2022 Fiscal Year Research-status Report
看護基礎教育から臨床へ救急看護師の自律性を育む救急看護教育プログラムの構築
Project/Area Number |
19K10805
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
大江 理英 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (20802416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 吉恵 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (40280185)
籏持 知恵子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (70279917)
田中 京子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90207085)
北村 愛子 大阪公立大学, 看護学研究科, 教授 (90772252)
林田 裕美 大阪公立大学, 看護学研究科, 准教授 (10335929)
徳岡 良恵 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (30611412)
井上 奈々 大阪公立大学, 看護学研究科, 講師 (80611417)
豊島 美樹 地方独立行政法人大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター(臨床研究センター), 臨床研究センター, 主務 (70838812)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 救急看護師 / 自律性 |
Outline of Annual Research Achievements |
救急看護師の自律性を高める教育プログラムの作成において,救急看護師の自律性を高める教育に関する先行研究の検索を続けていたが見当たらず,救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容を明らかにするために行った質的帰納的研究の結果をさらに検討した。半構成面接にて得られたデータを逐語録にし,救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容を表現している部分を抽出し,コード化し,類似する内容をサブカテゴリ,カテゴリとした。救急看護の専門家が認識する救急看護師の自律性を高める教育や支援内容は,救急看護に必要な知識や技術が獲得できるように学びのプロセスを整え、看護実践を振り返る機会を持っていることなどが明らかとなった。このような救急看護師の自律性を高める支援に関する質的帰納的研究や先行研究からの知見をもとに研究者間で教育プログラムの洗練化を図り、ファシリテーターガイドの作成ならびに現任教育用プログラム原案を作成した。本年度は救急看護師に現任教育用プログラム原案を実施し、評価する予定であった。しかしながら、長期化するCOVID-19感染拡大に伴い、救命救急センターに勤務する看護師の負担への配慮や、行動規制などの状況が長期化していたことから、救命救急センターに勤務する看護師を対象とした自律性を高める教育プログラムについては実施できなかった。現在はCOVID-19について、5類へ移行したため、具体的に研究を進めるために必須となる研究倫理審査に向けた資料を作成している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、救命救急センターに勤務する救急看護師を対象に自律性を高める教育プログラムを実施する介入研究のために、COVID-19感染拡大の影響を受けて、実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、教育プログラムを作成し介入に向けて研究者間での討議を行っている。研究実施対象である施設の受け入れも確認したうえで研究倫理審査を受審する予定である。
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Causes of Carryover |
勤務先を移動したため、SPSSの再購入が必要となった。また、感染拡大のさなかでオンラインによる介入も考慮していたためwi-fiなどの購入を行った。来年度は、介入計画を実施するために会場確保や研究成果の確認に必要なインタビューなどの費用を算定したい。
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