2021 Fiscal Year Research-status Report
慢性呼吸不全患者の急性増悪認識AIを活用した遠隔看護モデルの構築
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19K10853
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
霜山 真 宮城大学, 看護学群, 講師 (00626559)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 大介 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (20524573)
鈴木 優 宮城大学, 事業構想学群, 准教授 (70612779)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 遠隔看護 / 慢性呼吸不全 / 遠隔医療 / セルフケア / セルフマネジメント / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は急性増悪を早期認識するAIプログラムの開発および遠隔看護モデルの構築を計画していた。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、臨床看護師や患者への実証を行うことができず、AIプログラム構築に関する患者情報を収集することができなかった。そのため、実証を行うための準備段階として、AIプログラムの開発を行うことができる研究協力者を選定した。選定後に、分担研究者の協力のもと、化学療法を受けているがん患者を対象としたAIプログラムを構築することができた。このシステムは本研究において対象者としている慢性呼吸不全患者への応用も可能な技術であると考えられる。今後は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況および臨床看護師の研究受け入れ状況を考慮しながら、対象患者への実証を行い、AIプログラム構築のための患者情報(バイタルサインデータ、呼吸器症状、生活情報、看護師の判断)を収集していくこととする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、研究対象者となる慢性呼吸不全患者および呼吸器内科看護師からの協力が得られにくい状況が続いている。患者情報などの収集ができないため、研究計画から遅延していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
分担研究者や研究協力者とともに、患者や看護師から協力が得られ次第、実証を行う準備を整えていく。具体的には、遠隔看護システムの調整とAIプログラムの開発である。また、新型コロナウイルス感染症拡大が収束の兆しが見えた際には、すぐに実証が行えるように協力者である看護師と入念に打ち合わせを行っていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大のため、研究協力者の協力が得られず、通信費や物品費が計画通りに使用できなかった。また、関連学会参加についても行うことができなかったため、余剰が生じた。令和4年度は研究協力者との会議、対象者が使用するタブレット端末等を購入する予定である。
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Research Products
(6 results)