2019 Fiscal Year Research-status Report
児童・思春期ケアに活かす看護師のための情動知性の育成モデルの評価
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19K10857
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
大森 眞澄 島根県立大学, 看護栄養学部, 准教授 (20437552)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石橋 照子 島根県立大学, 看護栄養学部, 教授 (40280127)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 児童・思春期ケア / 看護師 / 情動知性 / グループアプローチ / 感情体験 |
Outline of Annual Research Achievements |
児童・思春期の子どもをケアする看護師の情動知性が、DVDの視聴とディスカッションを用いたプログラムを実践することで、どのように発達するのか、アクション・リサーチの手法を用いて質的記述的および量的に解明することを2019年度の目的としていた。 方法は、児童・思春期精神科病棟および児童・思春期ケアに携わる看護師20名程度対象にを小グループに分かれて、計4編の研究者作成オリジナルDVD「「子どもに拒まれる」「子どもにハグを求められる」「子どもにアゲアシをとられる」「子どもとぶつかる」を視聴してもらい、その後グループ・ディスカッションをおこない、アクション・リサーチの手法を用いて質的データの収集を行う。加えて情動知性と平成29年度に研究者が発表した質的研究から抽出した困難な状況下での感情体験をスケール化して用い、客観的に数量化し、「児童・思春期ケアに活かす看護師の情動知性の育成モデルの評価」を行うものである。 2019年度は、倫理審査および対象施設との連携に時間を要したが、反社会的行為を繰り返す児と関わる看護師の感情体験と対応については、13名の精神科に勤務する看護師から聞き取りを行うことが出来ており、現在分析中である。今後は、量的データの収集とグループディスカッションを繰り返しながら、質的データの収集を行い研究を遂行していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度看護学科長の職務につき、管理業務を遂行した。 倫理審査に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、児童・思春期病棟を有する病院と特別支援教育に携わっている教諭に協力依頼をしている最中であるが、社会の状況に合わせて、小集団でグループ・ディスカッションを行いデータ収集する。
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Causes of Carryover |
学科の管理・運営業務を優先したため計画通りに、研究計画を遂行できなかったが、本年度は、倫理審査委員会の承認を受けたため、児童・思春期病棟の看護師と特別支援を担う教諭に依頼し、質的・量的データの収集及び分析を遂行する。
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