2023 Fiscal Year Annual Research Report
Building of a support system by "visualization" of the health problem of family care givers with early-onset dementia
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19K10991
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Research Institution | Kameda University of Health Sciences |
Principal Investigator |
青山 美紀子 亀田医療大学, 看護学部, 講師 (80582999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 とわ子 令和健康科学大学, 看護学部, 教授 (60322351)
森田 牧子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70582998)
出貝 裕子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (40315552)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 若年認知症家族介護者 / 健康問題 / 社会的孤立 / 秘匿感情 / 支援システム |
Outline of Annual Research Achievements |
若年認知症患者を抱える家族介護者は、心身の障害を抱えながら在宅介護を行っている。研究者らは、若年認知症家族介護者の深刻な健康問題に着目した研究を行っている。2023年度は、2022年度の実施した若年認知症家族介護者を対象にした健康障害について否定的な要因と生活習慣病を含めた疾病の調査結果の分析から、「若年認知症家族介護者が介護中に 経験している健康問題と症状」、「Coping Strategies in Family Caregivers of Persons with Young-Onset Dementia in Japan」の2題を国内外の学会で報告した。 研究期間を通して、質的研究から社会的孤立や秘匿感情に関する要因を明らかにすると同時に、秘匿感情の開示の時期を示唆することができた。また、健康問題を発症する要因(社会的・精神的・身体的)に応じた介入を「見える化」して看護実践に活かす為に必要な早期介入方法の「支援フローチャート」の作成では、具体的な要因(介護中に出現する否定的な要因となっている身体感覚、行動・情 動、感情・気分の67コード)を活用して量的研究から確認することができた。また、若年認知症家族介護者が介護中で一番大変な時期に生じた健康障害との関連を示唆することができた。 今後の課題は「支援フローチャート」に必要な具体的な支援内容(社会面・健康面・心理面)を選定することである。
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Research Products
(2 results)