2019 Fiscal Year Research-status Report
長期在宅療養者とその家族における家族レジリエンスを高める訪問看護実践の構造化
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19K10996
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Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
前川 宣子 (河原宣子) 京都橘大学, 看護学部, 教授 (00259384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 賢哉 京都橘大学, 看護学部, 教授 (60454534)
野島 敬祐 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (70616127)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 長期在宅療養者 / 家族レジリエンス / 訪問看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,長期在宅療養者とその家族における療養生活の軌跡と当該家族の家族システム全体の関係性への訪問看護の実際を「家族レジリエンス」と「予防」の視点を踏まえて明らかにし,構造化することを目的としている.ここでいう長期在宅療養者とは,在宅での療養生活が10年以上継続している者(すでに在宅療養者が死亡した事例も含む)とし,当該在宅療養者とその家族に10年以上継続して関わっている訪問看護実践事例を対象とする. 2019年度は,2018年度に実施した研究結果と文献検討を踏まえて研究方法について検討を実施してきた.テキストマイニングを用いて医療依存度の高い長期在宅療養者とその家族への訪問看護実践における特徴とあり方を検討した結果から,医療依存度の高い長期在宅療養者とその家族は,毎日のケアが日常であり,身体面への看護援助を丁寧に行うことと家族全体を調整する重要性が示唆された.そこで,長期にわたるより詳細な日常の看護実践の状況を浮き彫りにする必要性が示唆された. 以上から,シングルケースでの研究デザインを考え,倫理審査申請に向けての準備を実施していたが,2020年に入ってからCOVID-19の影響により,研究スケジュールの再考を余儀なくされているところである.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2019年度後半より研究倫理審査受審に向けての準備を開始していたが,COVID-19の影響により,現在,研究スケジュールを再考しているため. フィールドに出ての調査が困難になる可能性が高い.
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Strategy for Future Research Activity |
研究スケジュールと研究方法について,オンラインで対応可能かどうかの検討中である.
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Causes of Carryover |
2019年度後半よりCOVID-19の影響により研究スケジュールと研究方法の再考を余儀なくされたため研究計画が遅れた.
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Research Products
(1 results)