2023 Fiscal Year Research-status Report
高齢者福祉施設等における津波被害時の避難計画作成による防災対応システムの構築
Project/Area Number |
19K11112
|
Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
北川 亜希子 三重大学, 医学系研究科, 助教 (20422876)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯和 勅子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30336713)
服部 由佳 鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 准教授 (30705405)
平松 万由子 三重大学, 医学系研究科, 准教授 (50402681)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | グループホーム / 津波被害 / 避難計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度には、津波被害が予測される認知症対応型共同生活介護の方と避難計画を作成し訓練を行う予定であった。新型コロナウィルス感染症が第5類に移行した後も、認知症高齢者は脆弱な方であり、行動制限は完全には緩和されず、対応する職員の負担を鑑みたこと、手挙げ方式にて一緒に避難計画を作成していこうという施設をリクルートできなかったため、計画は動いていない状況にある。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究対象とする認知症高齢者が生活するグループホームにおいては、新型コロナウィルス感染症が第5類になったとしても感染予防に慎重にならざるを得ない状況であったことが予測され、津波被害が予測される場所に立地するグループホーム管理者の虚力が得られずリクルートがうまくできなかったことが主な要因と考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウィルス感染症が第5類に移行した後、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の管理者に対して調査研究を行い、個別の事情をより詳細に聞き取るための面接調査を実施する予定であったが、該当する地域に立地するグループホームの管理者からの協力が得られず、面接調査を実施できていない。 今後も引き続き研究に同意を得られそうな施設をつてを使ってリクルートし、面接調査は実施したいと考えている。 調査に協力をしていただいた施設への結果報告の返却ができていないため、文書にて結果の報告を行う予定である。 調査研究によって得られた内容を公表する予定である。
|
Causes of Carryover |
当該年度に研究に応じてくれる施設のリクルートがうまくできなかったこと、他用務との兼ね合いが難しかったため、研究を進められず、未使用額が生じた。生じた未使用額は、次年度の面接調査や結果報告に充てんする予定である。
|