2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of a health information tool which is oriented to international visitors
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19K11157
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
西川 まり子 人間環境大学, 看護学部, 教授 (80412344)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 仁昭 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), 国際海洋政策研究センター, 教授 (00352047)
柴沼 晃 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90647992)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 外国人旅行者 / オリエンテッド / 情報ツール / 健康教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
背景:COVID-19の感染流行で、国境を越えての人々の移動が制限されるまで、日本を訪れる外国人旅行者が急増していたが、日本で健康で安全に過ごすための個々に合わせた情報は事前にも訪れている時にもほとんど得ていない。その背景には、旅行者は若者や健康に問題を抱えていない人も多く、事前の知識習得意欲が少ないと思われる。さらに、日本において、健康について外国人に対する情報や研究が少ないことや個々の関心や状況に合わせた情報が少ないことがあがる。現在、Web上に提供されている情報にも、皆が読みやすく瞬時に理解しやすく、自分たちの知りたい情報が満足する方法で得られる場合が少なく、その充実の必要がある。 目的:本研究は、我々の前段階の研究から得た情報で作成したSa-Chan Gameを用いて、個々に合わせた情報提供が与える効果を検証する。外国人旅行者のオリエンティッドな情報提供ツール開発のために、本年度は、そのニーズ把握のための詳細な研究デザインの作成と実施に向けての関係者と共同研究者と共に念入りな打ち合わせを実施した。また、このような研究の開始時期についても検討を重ねている。 意義:これは国際的にも見当たらなし、オリンピックとパラリンピック対策にも有効である。 研究デザイン:RCT-Web調査。研究対象者:(すでに訪日している、もしくは訪日を考えていう人を対象とした)対象人数は1000人で、英語を母国語としている国の調査として、Web 会社に委託している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、2019年度の内に調査を開始する予定であったが、その時期とCOVID-19の感染拡大のため国境を越えての渡航が制限されている時期が重なっている。また、対象とした国(米国と英国)の感染状況が悪化し、本研究に関しての調査票の配布や回収時の回答へバイアスが見られることが予測され、本研究に関しての十分な情報を得るのは難しいと判断して、COVID-19の経過を注視している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の終息、もしくは軽減に伴い、予定している研究の調査を進めていく予定である。現在、保留している調査を開始するために研究メーバーと調整を行い、関係する調査協力者へ依頼をして研究を進める予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の世界的なパンデミックにより、2019年度の調査の実施を2020年度に繰り越した。本研究は、この感染症の影響を受けると判断した。
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Research Products
(7 results)