2019 Fiscal Year Research-status Report
フォトボイスを用いた高齢者をエンパワメントする介護予防プログラムの開発
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19K11188
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Research Institution | Asahikawa Medical College |
Principal Investigator |
服部 ユカリ 旭川医科大学, 医学部, 教授 (00272899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳賀 博 桜美林大学, 大学院 老年学研究科, 教授 (00132902)
牧野 志津 旭川医科大学, 医学部, 助教 (30814503)
野中 雅人 旭川医科大学, 医学部, 助教 (30835286)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | フォトボイス / エンパワメント / 介護予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、まずフォトボイスを用いて高齢者をエンパワメントする介護予防プログラムを開発するための基礎的な検討を行った。フォトボイスに関する国内外の文献の内容を分析し、フォトボイスの手法と実施上の要点、留意事項を確認した。また、エンパワメントに関する国内外の文献を基に、高齢者をエンパワメントする要素、エンパワメントプロセスについて検討した。さらに国内の介護予防に関する報告・研究のうち、エンパワメントの要素が取り入れられている事例について分析した。その結果、高齢者のエンパワメントを評価する指標は様々であり、何を用いるかの検討が肝要であることが確認された。 また、これまで我々が写真を取り入れて実施していた介護予防教室の効果と課題についても分析し、ファシリテートの方法、参加者の主体性を高める方法、成果のフィードバック方法等、評価指標選定に関する改善点を明らかにした。 これらを基に、フォトボイスの手法を取り入れた介護予防プログラム(ver1)を作成した。このプログラムによる効果の概要を明らかにするため、I市の65歳以上の高齢者27名に対して介護予防教室を開催した。参加者は、女性52%、男性48%でほぼ同数、前期高齢者34%であり、後期高齢者の割合が多く、90歳代が2名であった。介護予防プログラムへの平均参加率は、89.3%であり、終了後の満足度は全員が、「非常に満足・満足」と回答した。プログラムの効果の詳細については、次年度分析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
フォトボイスを用いた介護予防プログラムver1を作成し、実施することができたので、1年目の計画については概ね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
フォトボイスを用いた介護予防プログラムver1の効果と課題について分析し、修正を加えたプログラムを作成する。 対照群を設け、新しいプログラムの実施群と比較し、開発したプログラムの効果を評価する。
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Causes of Carryover |
会議を所属機関で行ったため、会議費が不要になったこと、ファシリーテーターの人数が少なくてすんだことなどから費用が節約できた。次年度以後の本格的なプログラム実施の際の物品費や謝金に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)