2021 Fiscal Year Research-status Report
Program for improving well-being of elderly and children
Project/Area Number |
19K11194
|
Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
福岡 理英 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (40623814)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木島 庸貴 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10727233)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 高齢者 / 子ども / 世代間交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
高齢者と幼児にとって効果的で、実施者にとっても簡便な世代間交流プログラムのプラットフォームの提示を目的として、世代間交流プログラムの作成を行った。 人手に制約のある介護老人保健施設・幼児施設において簡便で継続可能な世代間交流を実現するために、遊びは,幼児施設・介護老人保健施設で取り入れられている遊びの中から,継続しやすいように道具の準備が容易にでき,天候に左右されない室内遊びであり,転倒を起こさない手指の動き・上半身の動きを主にすることで安全に配慮したものとした。高齢者の認知機能・身体機能維持ができ,幼児の知的・身体発達を促す遊びを選び,幼児・高齢者ともに心身機能の活性化を図ることのできる組み合わせにした。この内容は、高齢者と幼児の世代間交流の導入の推進・交流頻度の増加(継続)が期待できるものである。加えて,高齢者・幼児の身体的・精神的・社会的well-beingの促進が期待され,ひいては,高齢者の施設入所期間の短縮,在宅復帰の短縮,医療費軽減が期待される。 交流内容は、これまでに実施した研究結果を用いて、①高齢者が積極的に関わる伝承遊び、②高齢者が受け身となる遊び、③高齢者と子どもが競い合う遊び、③高齢者と子どもが共創する遊びを吟味した。コロナ禍の現状に合わせオンラインで実施できるよう調整した。 科学的に世代間交流を検証するための活動量計、血圧計、自律神経計の器材テスト、幼児の交流効果を検証するためのフェイススケールの検討を行った。介入について施設と調整中である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍でも実施できるよう施設間をオンラインでつなぐ方法に計画を修正し、介入実施の調整がついたところで、新型コロナウイルスが流行したため介入施設が休園になり、延期せざるを得なくなった。
|
Strategy for Future Research Activity |
介護老人保健施設と幼児施設と再調整し、介入研究を実施する。
|
Causes of Carryover |
理由:2021年度実施予定であった介入が新型コロナウイルス流行のため実施できなかったため 使用計画:2022年度は再度調整を行い、介入を実施する。
|
Research Products
(1 results)