2020 Fiscal Year Research-status Report
長期予後の改善を目標とした新たな周術期強化栄養運動プログラムの開発
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19K11297
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
平松 良浩 浜松医科大学, 医学部, 特任准教授 (00397390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 浩司 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (00834516) [Withdrawn]
竹内 裕也 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20265838)
本家 淳子 浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (20824981)
菊池 寛利 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (70397389)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 食道癌 / 周術期管理 / サルコペニア / 栄養 / リハビリテーション / チーム医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
食道切除術を予定する食道癌・食道胃接合部癌患者を対象とした、骨格筋量の増加をめざした強化栄養運動療法による周術期生活機能支援プログラムの新規開発を目的として、術前短期間の強化運動栄養介入プログラムの開発をおこなっている。昨年度実施した少数症例でのパイロット研究の結果、 術前の短期プログラムでも骨格筋量の増加や心肺機能(CPX)の改善を認めたため、本介入プログラムの有効性を検証することを目的として、単施設前向きランダム化比較試験を実行している。臨床研究倫理委員会の承認を得て、特定臨床研究としてjCRTに公開した上で研究協力者を募集し、引き続き症例集積中である。 本研究では、身長、体重、血液検査、骨格筋量測定(インピーダンス法)、体組成測定、心配運動負荷試験(Cardio Pulmonary Exercise test ; CPX)、握力、歩行速度、腸腰筋面積(L3)を介入プログラムの実施前後に計測し、介入による変化を評価している。運動プログラムとしては、個々の運動耐容能を把握し、レジスタンス運動と有酸素運動を組み合わせた運動療法を行っている。運動内容を患者・家族、医療従事者が共通の記録用紙に記載し、Wearable fitness tracking device(WFT)を用いて歩数、移動距離、消費カロリー、活動時間、静止時間を運動療法の実施成績として記録した。WFTによる活動量は、タブ レット端末を用いて共有し、患者にフィードバックを行うことで運動に対するモチベーション維持を図っている。 さらに、食事内容、摂取量についても記録用紙に記録し、タブレット端末で食事の写真を撮って保存して管理栄養士が継続的に評価および指導を行っている。本年度も継続して症例登録を進める。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に従って、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、現在進行中の特定臨床試験を引き続き継続する。予定症例数の登録完了後、本臨床研究の結果を解析し、術前短期の強化栄養運動プログラムの効果を検証する。介入による骨格筋量の増加や心肺機能の改善が確認された場合、当初の研究実施計画の通り、以下について明らかにしていく。 1. 食道癌患者において、骨格筋量増加が期待できる至適な運動療法・栄養療法の開発。 2. 術前骨格筋量の増加と術後合併症発生率との関連性。3. 術前骨格筋量の増加と長期の生命予後や術後Quality of Lifeとの関連性。4. WFTの周術期リハビリテーションにおける有効性。 さらに、上記の検証後、本研究で開発した機能支援プログラムが運動耐容能の低いサルコペニア患者においても十分に骨格筋量の増加が期待できる介入プログラムであるかを検証する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、参加予定であった学会がWEB開催や中止、延期となり、旅費が当初の予定よりも減額となったため次年度使用額が生じた。 研究が順調に経過しているため、翌年度分として請求した助成金と合わせて、必要に応じてWFTやタブレット端末などの購入を追加計画する。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Early detection of anastomotic leakage after esophagectomy using drain amylase levels.2021
Author(s)
Matsumoto T, Kikuchi H, Haneda R, Soneda W, Hirotsu A, Kawata S, Hiramatsu Y, Kamiya K, Shibata Y, Okada E, Takeuchi H
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Journal Title
Esophagus
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] Clinical study on the usefulness of preoperative short-term program for nutrition and exercise before esophagectomy2020
Author(s)
Hiramatsu Y, Kawata S, Watanabe K, Honke J, Shirai Y, Haneda R, Soneda W, Hirotsu A, Matsumoto T, Morita Y, Kikuchi H, Kamiya K, Yamauchi K, Takeuchi H
Organizer
ESPEN2020
Int'l Joint Research
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