2019 Fiscal Year Research-status Report
姿勢からみる高齢者の活動 ー 京丹後長寿コホート研究 ー
Project/Area Number |
19K11301
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
三上 靖夫 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80360030)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 鈴世 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50440889)
沢田 光思郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40460555)
的場 聖明 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10305576)
遠山 将吾 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (00388183)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 長寿 / 活動量 / 身体機能 / コホート / 姿勢 |
Outline of Annual Research Achievements |
本学で取り組まれている京丹後長寿研究に参画し、研究を進めた。2019年度は活動量計を使い活動量の計測を行ってデータ収集を開始することを目標に活動した。まず、研究者や研究分担者が活動量計を装着し、得られたデータをどのようなアルゴリズムを利用すべきか、国内外の文献から学び、検討した。一方で、健診受診者への本機器を使った計測の運用方法について検討するため、京丹後市民を対象に行われている検診の参加者数名に活動量計の実装をお願いし、同意を得たうえで至適な装着方法や装着期間などを決める参考とした。 一方で、京丹後長寿研究に以前より取り組んでいる研究者と定期的に意見交換を重ね、活動と循環器や呼吸器機能、認知症との関連、摂食嚥下機能、骨密度、運動能力などとの関連をどのように解析していくかについて検討を重ねた。また、短命で知られいる青森県で大規模な健診を行っている弘前大学のグループとも意見交換を行っている。 健診時に受診者に対し装着についての説明を行って同意を得たうえで、自宅で1週間装着したのちに、機器を郵送で返送をしてもらう運用方法を確立した。現在、データの収集を行っている。高齢者が多いので、激しい運動している被検者はいないが、1日のなかで、どの時間帯にどのくらい、活動をしているのか、どのくらい睡眠を確保しているのか、活動の様子と強度を装着していた1週間にわたり解析することができている。 また、研究課題である姿勢の評価については、スパイナルマウスを購入し、運用前の試行を繰り返している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
活動量計の実際の運用方法と運用指針を決めることができ、実際のデータ収集を開始できている。様々な角度から見た身体機能の計測を同時に行っており、データ収集をスムーズに開始することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
健診の受診者すべてに活動量の計測を行うことができており、ある程度データが溜まれば解析を行う予定である。さらに、姿勢の評価を重ねて行っていきたい。 目下、コロナ感染症拡大予防のため、健診が中止されており、健診の再開をまって、データ収集と解析を進めていく予定である。
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