2021 Fiscal Year Research-status Report
傍脊柱筋におけるIL-6,TNFα,PGC-1αの発現と腰椎後弯、背筋運動の関連
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19K11410
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
工藤 大輔 秋田大学, 医学部附属病院, 医員 (90722893)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮腰 尚久 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (90302273)
本郷 道生 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (50375250)
粕川 雄司 秋田大学, 医学部附属病院, 講師 (60375285)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨粗鬆症 / 脊椎矢状面アライメント / 背筋力 |
Outline of Annual Research Achievements |
整形外科クリニック骨粗鬆症外来に通院中の椎体骨折のない女性患者における四肢、体幹筋量と背筋力が脊椎矢状面アライメントに与える影響について検討した。202名の女性患者(年齢中央値66.9歳)のうち、立位全脊椎X線により、pelvic incidence (PI)-lumbar lordosis (LL) (10°以上)、sagittal vertical axis (4 cm以上)、pelvic tilt (20°以上)いずれかに当てはまるものをアライメント不良とした。四肢、体幹筋量はdual-energy X-ray absorptiometryで測定した筋量を身長で補正した。背筋力は、腹臥位での等尺性背筋収縮筋力を測定した。脊椎矢状面正常アライメント群とアライメント不良群の比較では、アライメント不 良群において等尺性背筋収縮筋力が有意に低かった(P < 0.001)。また多変量解析においても等尺性背筋収縮筋力が脊椎矢状面アライメント不良に対する優位な 関連因子であった(P < 0.001)。いっぽう、四肢、体幹筋量はいずれも関連がなかった。本研究結果は、Kudo D, et al. Osteoporosis and Sarcopenia. 2021;7(1):36-41.にて公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
手術を要する後弯症患者と対照として手術を要する後弯のない脊椎疾患(外傷や腫瘍など)患者を対象としているが、痛みや手術の緊急性などにより術前の運動介入が困難となっている。またCOVID-19の流行により、入院、手術の制限もあり本研究の遂行が困難となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
後弯モデル動物を作成し、臨床に比較的近い形での動物実験について検討している。後弯モデル動物に運動療法を行い、傍脊柱筋における筋関連遺伝子発現、組織学的評価を行う予定としている。
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Causes of Carryover |
本研究では、既存の検査機器、試薬のみでは評価困難で、新たにこれらの購入が必要であったが、今年度は研究にエントリー可能な手術症例が集められなかったため、次年度使用額が生じた。
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