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2023 Fiscal Year Research-status Report

糖尿病合併脂質異常症に対する最適な脂質摂取量および脂肪酸組成の解明

Research Project

Project/Area Number 19K11673
Research InstitutionSeitoku University

Principal Investigator

深津 章子  聖徳大学, 人間栄養学部, 准教授 (10709778)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池本 真二  聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (10176117)
大久保 研之  聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (40194097)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2025-03-31
Keywords糖尿病 / 脂質 / 脂肪酸
Outline of Annual Research Achievements

糖尿病の食事療法においては、糖尿病が動脈硬化性疾患の大きなリスクであることから、脂質エネルギー比率20~30%を目安にしながら、25%を上回る場合は、飽和脂肪酸を減らし、多価不飽和脂肪酸を増やすなど脂肪酸組成に留意する必要がある。特に、n-3系多価不飽和脂肪酸は高トリグリセライド血症を改善するため積極的に摂取することが望ましく、反対に工業油に含まれるトランス脂肪酸は控えるべきとされている。
これら脂質の「量」と「質」に配慮した食事を考えるにあたり、「揚げ物料理」に注目した。揚げ物料理は、エネルギーや脂質の過剰摂取につながりやすい料理として、栄養指導の場面でも取りあげられることが多い。揚げ物料理と各種疾患リスクをレビューした報告でも、揚げ物の摂取頻度といくつかの疾患の発症リスクは関連することが明らかになっている。
一方、揚げ物料理には、家庭で調理したものだけでなく、惣菜や冷凍食品などもあり、これらは使用する揚げ油や調理温度、油の使用回数、調理後の保存状態などが異なると考えられ、すべてを同じ揚げ物料理として一括りにすることは適切でない可能性がある。
そこで、異なる揚げ油を用いて調理した揚げ物料理と、異なる揚げ油を用いていると表示されている加工食品をサンプリング購入して、それらの脂質量、脂肪酸組成(トランス脂肪酸を含む)およびコレステロール量を測定した。今後、測定結果を分析を進めていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請時には、ヒトを対象として脂質量と脂肪酸組成を変更した食事を提供する負荷試験を計画していたが、新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けて、食品成分のサンプリング調査やアンケート調査等に変更した。当初の計画とは変更したものの、研究課題を解決するための研究を進めているため。

Strategy for Future Research Activity

糖尿病をもつ人と糖尿病のない人に対して、脂質摂取についての知識や意識を質問するアンケート調査を実施したため、その解析を進める。また、適切な脂質量と脂肪酸組成の食事を選択するための指導方法を検討する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、交付申請書において多額の研究費を使用する予定であった、ヒトを対象とした食事負荷試験が実施できなかったため。
次年度に、感染予防対策をとりながら計画を実行し、研究費を使用する予定である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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