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2019 Fiscal Year Research-status Report

男性における身体活動は骨折連鎖の起点となる無自覚の新規椎体骨折を予測可能か?

Research Project

Project/Area Number 19K11674
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

北川 淳  北里大学, 一般教育部, 教授 (80260529)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
Project Period (FY) 2019-04-01 – 2022-03-31
Keywords男性 / 椎体骨折 / 身体活動
Outline of Annual Research Achievements

椎体骨折は骨折連鎖の引き金を引くので,1つめの無自覚な新規骨折の予測因子を探索することが重要である。これまで女性を対象とした研究が主流であったが,全国民の健康寿命延伸の観点では,男性を対象とした研究も行うべきである。本研究では,身体活動は身体機能と独立して男性における新規椎体骨折の予測因子となる仮説を立てた。
本研究は骨粗鬆症領域では、わが国で最大の男性コホート研究であるFujiwara - kyo osteoporosis risk in men (FORMEN) Study(主任研究者 :伊木雅之:本研究では研究分担者)の部分研究として行われる。その目的は平成20年度に約2,000名を対象とした調査結果をベースラインとし、10・11年次追跡調査に参加が見込まれる男性約1,800名を対象として 上記仮説を検証することである。すなわち、約10年間における新規椎体骨折発生を結果指標とし,交絡因子を調節した上で,ベースラインの身体活動が新規骨折発生の予測因子となりうるか、について解明することである。なお、10年次追跡調査は平成30年度に約1,300名実施済みである。
そこで令和1年度は、大学業務に支障がない8月下旬から9月上旬,12月から1月にかけて,奈良県内において約600名を対象とする11年次調査遂行を主な目的とした。
研究代表者(北川)は北里大学大学院に在籍する理学療法士2名とともに,現地にて運動機能調査を実施した。また、研究分担者(伊木 )は、骨折判定のための単一エネルギーX線吸収法(SXA法)による椎体(第4胸椎~第4腰椎側面)デジタル画像を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

令和1年度は、3回の現地調査で予定通り約600名の調査を終えることができた。追跡研究では調査遂行が最重要であるため、これを成功裏に終えたことから、予定通りの進捗状況である。
今年度は伊木が中心となり現有の半自動椎体計測ソフトウェアを用いて骨折を判定する。手順として各椎体の座標を決定し,前縁高,後縁高,中央高を算出する。この何れかがbaselineより20%以上低下し,かつMccl oskey-Kanis基準を満たすか,Semi- quantitative vertebral assessment法でGrade2以上である場合に骨折と判定する。

Strategy for Future Research Activity

今年度後半には全対象者の骨折判定が完了するため、研究代表者(北川)が統計解析を行い、ベースラインの身体活動量によって、その後の10年間における椎体骨折が予測可能か、検証する。成果の一部について海外の国際会議で発表することを考えているが、コロナウィルスの問題により、発表時期は未定である。

Causes of Carryover

169,227円生じたが、これは3月に予定していたフランスでの学会出席(情報収集)旅費使用をキャンセルしたためである。
令和2年度に海外渡航が可能ならば、学会出席に使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Remarks (1 results)

  • [Remarks] FORMEN STUDYホームページ

    • URL

      https://www.med.kindai.ac.jp/pubheal/

URL: 

Published: 2021-01-27  

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