2021 Fiscal Year Annual Research Report
Quality and amount of lipid in autoimmune diseases
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19K11765
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 綾香 名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (80508333)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 自己免疫疾患 / 脂質代謝 / イムノメタボリズム / 免疫代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、全身の脂質代謝とは独立して制御される免疫細胞の脂質代謝制御と代表的な自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)の発症・進展における意義を解明することを目的とする。 現在までSLEを根治する治療法は確立されておらず、非特異的な免疫抑制療法かが主流である。近年、B細胞増殖因子に対する中和抗体療法が取り入れられているが、初期治療としては用いられないため、発症初期からの特異的な治療法は確立していない。また、GWASやeQTL解析から脂質代謝と自己免疫疾患の関連性も示唆されているが、直接的な因果関係を示す報告はない。 申請者はこれまでに、抗原提示細胞内の脂質蓄積が炎症性変化と自己免疫疾患の病態を悪化すること、一方で、コレステロール逆輸送系を促進することによって抗原提示細胞内のコレステロール量を減少させると、自己免疫疾患の病態が改善されることを見出した(eLife 4: e08009, 2015; Immunity 45: 1311-1326, 2016)。本研究では、申請者自身独自の知見に基づき、免疫細胞自律的に脂質蓄積が起こるメカニズムと、遺伝的に全身の脂質代謝異常を有する際のSLEの発症や進展に対する影響を解明することを目的とする。本研究において、SLE発症初期の免疫細胞における脂質代謝異常のメカニズムと脂質代謝と病態との因果関係を解明することは、早期の新規治療法の開発を見据えた重要な基盤成果となる。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] Dietary supplementation with eicosapentaenoic acid inhibits plasma cell differentiation and attenuates lupus autoimmunity2021
Author(s)
Ayaka Ito, Azusa Kobayashi, Ibuki Shirakawa, Atsushi Tamura, Susumu Tomono, Hideo Shindou, Per Niklas Hedde, Miyako Tanaka, Naotake Tsuboi, Takuji Ishimoto, Sachiko Akashi-Takamura, Shoichi Maruyama, Takayoshi Suganami
Organizer
第50回 日本免疫学会学術集会
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