2022 Fiscal Year Research-status Report
小学生の自己学習を促すインタラクティブコンテンツの内製と共有に関する研究
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19K12280
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Research Institution | Jin-ai University |
Principal Investigator |
篭谷 隆弘 仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (80290089)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | インタラクティブコンテンツ / H5P / デジタル教材 / VRツアー / 地域学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
インタラクティブコンテンツの内製およびその共有について研究するにあたり、主にツールを用いたコンテンツの制作過程を検証した。 ICT進展や新学習指導要領の改訂などを背景に、小学校社会科や総合的な学習の時間に「地域学習」や「調べ学習」を行うことを想定し、デジタル教材の内製を検討した。空間の情報収集プロセスをより主体的な学習とするために、仮想的な位置移動体験を実現するVRツアーコンテンツを用いることとし、またその制作に関わるシステムについても検討した.その結果,全天球パノラマ写真を複数枚撮影し、WebコンテンツフレームワークのH5Pをオーサリングツールとして用いることで、VRツアーコンテンツが比較的容易に、かつ安価に制作できることが確認できた、様々な方向・位置にホットスポットを設け、クリックなどにより解説文や解説動画などがポップアップ表示されるようにも工夫した。 VRツアーの内製例として,福井県越前市の絵本作家かこさとしに所縁の公園内を各種テーマに沿って移動しながら関連する絵本やそれをもとにした遊具、地域の人物碑などの情報を得られるツアーを制作した。 当該年度の研究により、3D空間を教材として活用するという比較的複雑な内容において、児童の自己学習を促すようなインタラクティブコンテンツの内製や共有が、比較的安価かつ容易に行えることが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度の内容としては、概ね良好な進捗状況ではあったが、複数年にわたってこれまで行ってきた研究の総括的な分析・検証が十分行えなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
小学校現場ではGIGAスクール構想の下整備された端末等の児童利用も始まっている。 関係機関に相談するなどし、これらの利用状況および課題点などについて把握したいと考えている。 また、これまでに制作したコンテンツなどを県下の小学校などで無償利用してもらい、教材としての質と量について、意見をもらうなどして、成果物の評価へとつなげていきたい。
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Causes of Carryover |
検証用端末の購入および海外学会への参加を見送ったため
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Remarks |
VRツアーを用いた地域学習教材の制作例として
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Research Products
(4 results)