2019 Fiscal Year Research-status Report
自由会話プロソディの音声解析による自閉スペトラム症児の質的言語能力評価ツール開発
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19K12911
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中井 靖 宮崎大学, 教育学部, 准教授 (80462050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大歳 太郎 関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (40336483)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 自閉スペクトラム症 / 音声解析 / 自由発話 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は自閉スペクトラム症児と定型発達児の音声データを収集することを予定していた。また、2019年度から2020年度にかけて、本研究協力者の協力を得て、収集した音声データを分析し、自閉スペクトラム症児のプロソディ異常の定量化を試みることを予定していた。 パイロット調査として、自閉スペクトラム症の音声データについては、本研究協力者が担当する外来診療を受診する自閉スペクトラム症児から収集した。また、定型発達児の音声データについては、言語の地域性を考慮し、音声データを収集した自閉スペクトラム症児と同じ居住地域で、小学校の通常の学級等に在籍する定型発達児から収集した。収集した音声データをもとに、本研究分担者の関西医療大学保健医療学部・大歳太郎教授、本研究協力者らとともに、本調査に向けて、音声データ収集時の場面設定、課題設定、収録機材、データ分析の手法等を検討した。特に、本研究の要である自由会話場面の設定、データ分析の手法について、パイロット調査で収集したデータを用いて検討を重ねた。加えて、本調査での音声データの収集に向けて、本研究協力者の大学院生の音声データの収集に関する技術の均一化を図るため、音声データの収集に関するマニュアルの作成を開始した。このマニュアルの作成にあたってあは、本研究分担者との意見交換を複数回行った。 しかしながら、自由会話場面の設定、データ分析の手法については試行錯誤を繰り返したものの、最適なものを発見するには至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
自由会話場面の設定、データ分析の手法については試行錯誤を繰り返したものの、最適なものを発見するには至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
国内よび海外の研究者と連絡を取り、打開策を見つける。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症による影響で、使用計画が変更となり、使用できなかったため。同感染症による影響を鑑みながら、使用できなかった分を翌年度に使用する計画である。
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Research Products
(8 results)