2019 Fiscal Year Research-status Report
The Effect of English Education and Study Abroad Experiences on (Non-) Cognitive Abilities and Labor Market Outcomes
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19K13728
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
李 嬋娟 明治学院大学, 国際学部, 准教授 (40711924)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 留学 / 労働市場成果 / 非認知能力 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では認知能力に加えて改善の可能性が高い非認知能力に重点を置いて、(非)認知能力が学校教育を通じて変化しそれが労働市場の成果に影響を与える可能性について注目する。(非)認知能力を大きく変更させる要因としてこの研究では、「海外留学」と「英語授業強化」という国際化を推進する教育(以下、国際化教育)に注目し、これらの国際化教育によってどのような人的資本が蓄積され、その能力が日本の労働市場で成果を生み出しているかを分析する。 2019年度では、申請者が2018年に実施した調査(日本全国の約3000人)のデータを用いて、海外留学の経験や英語能力が非認知能力を向上させ労働市場の成果に影響を与えているかについての実証分析を行った。研究方法としては、データに用いる対象は大卒以上の学歴で海外留学を1年以上経験した人と留学の経験がない人である。既存研究に従って、認知能力としての英語能力と非認知能力としての性格5因子(外向性、協調性、勤勉性、情緒不安定性、経験の開放性)を用い、労働市場の成果としては賃金、職種、就業形態、昇進等を用いる。暫定的な結果ではあるが、留学経験者と未経験者の間では(非)認知能力と労働市場の成果(賃金)に差があることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度8月から3月まで出産・育児休暇を取得したために、研究の分析をはじめ、論文としての取りまとめがやや遅れている。また、学会、研究会で研究成果を報告することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延長申請して、2022年度までに研究を終了させるために研究計画を変更する予定である。2020年度には、研究分析と論文の執筆を完成させたあと、学会、研究会で研究成果を報告し、多くのコメントを積極的に受けて良い論文に改訂する。また、この結果に関連して必要な分析を追加的に行い、論文として取りまとめて国際学術雑誌投稿する予定である。
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Causes of Carryover |
2019年度の8月から3月まで出産・育児休暇を取得したために、当初の計画で予定した学会や研究会への参加が難しくなり、出張費の支出が出来なかった。そのために、研究期間の延長申請をして、2022年度までに研究を終了させるように研究計画を変更する予定である。それに従い、本来であれば、2019年度の休暇期間と2020年度における出張費などの使用計画を2020年度と2021年度に実行する予定である。
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