2021 Fiscal Year Research-status Report
日系アメリカ人の象徴的エスニシティに関する一考察 四世のルーツ探求行為に着目して
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19K13880
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中橋 真穂 大阪大学, 工学研究科, 助教 (30737599)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 日系アメリカ人 / エスニックアイデンティティ / 移民 / ライフストーリー / インタビュー調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、現代アメリカ社会に生きる若い世代のアジア系移民の新しい知見を得ることを目的とし、日系アメリカ人四世に対するインタビュー調査や参与観察を通し、世代交代を経た日系アメリカ人の文化変容と社会的位置づけ及びその要因を明らかにする。当該年度は米国で日系アメリカ人四世を対象にインタビュー調査、参与観察等を予定していたが、昨年度に引き続き新型コロナウイルス感染症拡大から国外出張が困難となった。そこで、引き続き収集した資料調査及び整理、過去のデータの分析などを実施した。また、来日経験のある日系アメリカ人四世を対象に実施した過去のインタビュー調査データの整理を行い、論文執筆を進めることを通し、日系アメリカ人の来日経験とそれがエスニックアイデンティティに与えた影響について分析、今後の調査の参考になるよう整理した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、予定していた米国出張が不可となり、現地調査が実施できなかったため、次年度にこの点を挽回する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで、新型コロナウイルス感染症拡大により実施できなかった米国内での現地調査を実施する予定である。日系アメリカ人四世を対象にインタビュー調査、カリフォルニア大学デービス校及びバークレー校での日系アメリカ人サークル等での参与観察と未収集資料の調査を計画している。もし現地渡航が引き続き難しい場合は、オンラインツールを使用してインタビュー調査を実施する。そして、これらの調査結果から分析を実施し、世代交代を経た日系人の文化変容と社会的位置づけ及びその要因を明らかにし、現代アメリカ社会に生きる若い世代のアジア系移民の新しい知見を考察する。成果を学会及び紙上発表する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大により、海外での調査が出来なかったため、次年度使用額が生じた。これによって発生した未使用額は、2022年度に再調整を行い実施を目指す米国でのインタビュー調査及び参与観察などの現地調査に必要な旅費等の経費として執行する予定である。
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Research Products
(1 results)